OBLIVIONプレイ日記~Darker than Darkness~

OBLIVIONのロールプレイ日記と小ネタがメインです。
BUCK-TICKを愛して止まないので作中にBUCK-TICK語録が多数出てきますが、BUCK-TICKとは何の関係もありません。

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Messiah of the Darkness 第5話 ~疑心~ 

時は闇。
闇は人々に恐怖と疑心をもたらす。

 

案内役のやかましいガードに示された道、いや、もはや道ですらない斜面を直進する。
日は完全に暮れており、この時間帯に足場の悪い山中を歩くには、視界が悪いことも相まって余計に疲労が溜まる。
だがガードが言うには、村までは舗装された道はなくこの斜面を進むしかないようだ。

 

やがて木々の間から村の囲いが顔を覗かせる。

このような辺境地に存在する村は、独自の文化が確立され部外者を受け入れられない傾向が強い。
もっとも、それがただの冒険者で害はないと判断すれば、あるいは話くらいは聞けるかもしれない。

だが闇は人々に恐怖と疑心をもたらす。
そして危惧するべきはそれだけではない。

危惧するべきは――

 

 

 

 

 

「!!」

風を切り飛んできた物体は、鉄製の矢。
反射的に身を引いてその矢を躱す。

 

 

「村へは入れさせんぞ、OBLIVIONの悪魔よ」

 

「・・・」

やはり私の容姿こそが、最も疑心と恐怖をもたらす要因となった。
相変わらず厄介な姿だ。

 

 

 

 

 

「いやー、やっぱうまいっすね! ここのおにぎり!
特にこのツナマヨネーズニギリなんて最高! まさにおふくろの味っすね!」

 

「で、さっきの続きなんですけどね。
その子、男と二人っきりで歩くのが初めてみたいで、なんていうか一言も話さないんですよ。 照れちゃって。
かといって一方的に話しかけても困っちゃうだろうし、自分も黙ってたんですけどね。

ホラ、相手に合わせるのって大事じゃないですか、大人として。 と言うより、男として?
いい年こいてそれが出来ない奴、結構いるんですよ。
あ、自分はその辺、わきまえてるんで。

でもさすがに退屈なんで、適当な獲物でも現れないかなあと思ってたんですが、ちょうど良いところにオーガが襲ってきたんですよ。
まあ、自分にしてみればちょっとした肩慣らしが出来ると思って嬉しかったんですが、やっぱりその子、容姿から"悪魔"なんて言われちゃったりするんですが、そこは女の子なんですよねー。

木の陰に隠れちゃって出てこないんですよ。
別に恐がるような相手でもないんですが、考えてみれば普段から厳しい鍛錬をしている自分とでは感覚が違うのは当たり前ですよね。
自分にとっては遊び相手のオーガでも、女の子にしてみればそれは恐い怪物でしょう。

出来れば勝負を長引かせて少し楽しみたかったんですが、不安にさせちゃうとアレでしょ、アレ。 なので、さっさと追っ払ったんですけどね。
でもそこで思ったんですよね、"やっちゃったなー"って。

どうもその気もないのに女性を引きつけてしまう体質みたいで、案の定その子も目を輝かせて見つめてるんですよ。
と言っても今は自分、恋人を作る予定はないんで、敢えて気づかないふりをしたんですけどね。
でもそのクールな態度が余計に彼女を惹き付けてしまったみたいで――」

 

 

 

 

 

「今のは威嚇だ。 お前が大人しく帰るというのならばこれ以上手出しはしない。 出来ればは平和的な解決を望む。 村に争いごとを持ち込みたくはないからな。 最も―」

高台から飛び降り、村への進入を遮るように男は前に立ちはだかる。

 

「お前が人間の言葉を理解できればの話だが」

 

「ならば私の言葉に耳を傾けろ」

 

 

 

 

「くだらない問答は時間の無駄だ。 単刀直入に言う。 お前が私を見てどう思おうと構わないが、私はDr.Lobectoの素性調査のためにここへ来た。 故に情報が欲しい」

私の言葉に男はしかめた表情で鼻を鳴らす。

 

「あのイカれた外科医のことか。 残念だが奴はもうこの村にはいない。 それが分かったのならさっさと立ち去るんだな」

「それは出来ない。 こちらも仕事で来ている以上は何かしら手がかりが必要だ。 そしてその手がかりは今のところこの村にしかない」

 

「何でもいい、奴について分かることがあれば情報を提供してもらいたい。 それ以上はこの村に干渉するつもりはない。 元より―」

 

「興味もない」

その言葉に明らかに不機嫌な表情を見せる男。
それでいい。

頭に血が上って向かってくるようであれば実力でねじ伏せ、話せる状況を作り出す。
同時に先に手を出したのは己であり、あくまでもこちらは自己防衛のために応戦したと男が理解すれば、引け目から口は軽くなるだろう。

そうでなければ奴はある程度話せる男だということ。
あえて戦闘をする必要はない。

 

「・・・過ぎた口を利くじゃないか。 それは村へ対する侮辱と受け取れるが?」

「暗闇から不意打ちをして、かつ私個人を侮辱したお前に言えたことではない」

 

「一つだけ言っておくが、大本の依頼人は帝国ガード。 数日前に調査隊がこの村へ訪れたはずだ。
これ以上奴らに村を掻き回されたくなかったら、素直に私に話した方が利口だ」

 

「・・・なるほどな。 正義という名の悪を振りかざし、全てを力でねじ伏せようとするあいつらに比べれば、お前の方が多少は理性がありそうだ。
だが忘れるな。 少しでもおかしな真似をしたら、俺の矢がお前の心臓を射貫くことになる」

 

「私がお前に武器を向けるとすれば、それは極めて受動的な反応に過ぎない。
つまり、お前がおかしな真似をしなければ私は何もしない」

 

「うまい言い回しじゃないか。 それはお前が"粗相"をしでかしたときの言い訳作りか?」

 

「違うな。 敵意を剥き出しにしているのはあくまでもお前だということだ」

 

「・・・ふん、まあいい。 お前に害はないようだし、Lobectoの手下というわけでもなさそうだ」

 

「聞かせてやろう、医者の皮を被った悪魔の話をな」

 

 

 

 

 

「それでですね、女将さん」

 

「その子を目的地の近くまで送って分かれることになったんですけど、やっぱりというか何というか、その子離れたがらないんですよ。
怪物に襲われたばかりだし、不安というのもあると思いますが、何よりすごく寂しそうな目をしてるんです。 つまり、おれと別れることが?

でも自分も仕事があるんでそこは心を鬼にして背を向けたんですが、案の定呼び止められましてね。
必死に説得して何とかその場で別れたんですが、今頃彼女、一人で泣いてるのかな―と思うと胸を締め付けられるような気分ですよ」

 

「また俺は罪を犯してしまった・・・。
今回だけじゃない、きっとこの先も自分の知らないところで涙を流す女性がたくさんいると思うんですよ。
女性を泣かせるのは趣味じゃないんですが、こればかりは自分でもどうしようもないんですよね。
生まれ持っての体質、というか、魅力?」

 

「一体、どうすればいいんですかね、女将さん。
やっぱり自分は存在そのものが罪なんでしょうか・・・」

 

 

 

 

 

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テーマ: Oblivion

ジャンル: ゲーム

カテゴリ:OBLIVION ロールプレイ日記

2010.06.07 Mon. 17:42 -edit- Trackback 0 / Comment 4

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この記事に対するコメント

[ No:1424 ]

面白いですね^^

次回を楽しみにしてます☆

URL | 永遠と・・・ #-

2010.06.10 00:50 * 編集 *

[ No:1426 ]

>永遠と・・・さん

更新が遅くなって申し訳ありません-><
最近色々な拡張系のMODを入れたので、環境構築とお遊びプレイにハマってちっとも進みませんw
次回の更新もまた遅れそうですが、見てやっていただけると嬉しいです><

URL | lain #0MXaS1o.

2010.06.12 01:06 * 編集 *

[ No:1487 ]

このガードうざすぎワラタw
最初から一気に読んじゃったけど
おもしろいですね
これからも頑張ってください

URL | miYoxeNo #-

2010.09.20 13:38 * 編集 *

[ No:1490 ]Re: タイトルなし

>>miYoxeNoさん

始めまして~!

やたら喋りまくる人って妙にウソが多くないですか?w
自分の周りだけかも(;´ω`)

ありがとうございます、これからもがんばります~>_<b

URL | lain #0MXaS1o.

2010.09.21 20:14 * 編集 *

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