OBLIVIONプレイ日記~Darker than Darkness~

OBLIVIONのロールプレイ日記と小ネタがメインです。
BUCK-TICKを愛して止まないので作中にBUCK-TICK語録が多数出てきますが、BUCK-TICKとは何の関係もありません。

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Messiah of the Darkness 第1話 ~悪魔とキリスト~ 

正気の人間は狂気を恐れる。
自らの知識と常識の範疇を超えた存在、そして理解不能の実態の掴めぬ存在に恐怖し、否定する。

まだ精神病というものが世に知れていない頃、重い精神疾患を患った者の中には、宗教裁判や魔女狩りの対象として虐殺された者も数多い。
またこれらは悪魔の仕業としてエクソシストによる祈祷が行われることもあった。

だが狂気は病であり、病にはエクソシストではなく医者が不可欠。
そして本当の狂気とは病を患った哀れな人間ではなく、大それた大義名分の下にどこまでも残虐になれる"正気の人間"。

 

そう、最も恐るべきは、

 

 

 

 

 

―自らの狂気に気付かない人間―

 

 

 

 

 

『夢にまで見た6歳の息子との二人暮らしが始まった。
小さな村の片隅の小さな家、それでもここは正真正銘の我が家である。

息子は少々内向的で、みんなと遊ぶよりも家で一人遊びをしていることが多かった。
友達はいないのかと聞いてみると、息子はそんなことないと言った。

友達を家に招待してみてはと言ったが、友達は誰とも会いたがらず、遊ぶときも常に二人きりでその姿は誰も見たことがない。
近所の人にも聞いてみたが、息子がぶつぶつと独り言を発しているのを何度か目撃されているが、友達と一緒にいるところは見たことがないという。

息子は一体誰と遊んでいるの?』

 

『最近、息子がよく家を空けるようになった。
何をしているのかは分からないが、泥まみれになって戻ってくる。

何をしていたのか聞いてみても、息子は話をはぐらかすばかりで、本当のことを教えてくれない。
見えない友達と関係があるのだろうか?

今度、こっそり息子の後を付けてみよう。』

 

『息子がまたどこかへ出かけた。
私は見つからないように後を付けてみた。
息子が向かった先は、村の片隅にある何年も放置された廃屋だった。

しばらく外から観察するが、何も聞こえない。
痺れを切らして廃屋のドアを開けて中を覗いてみる。
中は当然のごとく荒れ放題。
くもの巣がいたるところに貼られており、崩れた屋根の破片や壁が散乱している。

その中に、うずくまるように息子の姿があった。
一人でぶつぶつと何かを話している。
何をしているの、と息子に声をかける。
息子は突然立ち上がり、「危ない!」といって私を突き飛ばしてきた。
私は壁に頭をしたたかに打ち付けた。

驚いて息子のほうを見ると、今度は右手にナイフのようなものを持っている。
息子は「ママから離れろ」と叫ぶと、私の腹をめがけてナイフを振り下ろしてきた。
思わず私は息子を蹴り飛ばしてしまった。
息子は意識を失い、おとなしくなった。』

 

『ベッドで眠る息子の傍らで、私は怯えていた。
息子の発言はあたかも私を助けるようであったが、その行動は私を攻撃しようとしていた。
意味が分からない。』

 

『エクソシストが訪れた。
息子の見えない友達や、謎の行動、それは悪魔の誘惑によるものではないかと言ってきた。
息子は私たちからは見えない何かと戦っており、私をそれらから守ろうとしたのではないかと。

祈祷が始まると息子は暴れだした。
「これは陰謀だ。 世界の終わりが来る」と叫んでいる。 子供の言葉とは思えない。
私は耳を塞ぎ、祈祷の成功を願った』

 

『祈祷から数日後、息子の様子は相変わらずだった。
毎日、誰かに見張られているのではないかと神経を張り巡らせている。

村の人々は秘密結社の工作員で、自分を見張るために村人のふりをしているのだと。
なぜなら自分は暗殺された皇帝が身に付けていたアミュレットを託された選ばれし勇者であり、工作員たちはそれを狙っているのだと。
それには世界を動かす力があり、自分はこのアミュレットを皇帝の息子に届けなければならないらしい。

だが息子のもっているアミュレットは、私が彼にあげた何の変哲もない銅のアミュレットだ。
そんな力があるわけがない。
しかし息子の話は、聞けば聞くほど子供の想像力とは思えないほどにつじつまが合っていた。
一体息子は、何と戦っているの?』

 

『息子の症状を聞きつけ、ひとりの医者がやってきた。
彼が言うのは、息子は精神分裂病(※現在の統合失調症)の疑いがあるという。
彼が戦っていたのは悪魔でも秘密結社でもなく、己自信の妄想と幻覚だと。

エクソシストの祈祷を行っても無意味だったことを告げると、医者は笑い出した。
祈祷は悪魔を追い払うものであって、病気を治すものではない。
病気を治すのは医者の役目だ。

彼は言う。
何でもかんでも神や悪魔のせいにするのは逃げでしかない。
現に被害妄想、誇大妄想、感情荒廃、強迫観念、自閉、不眠、幻想、抑鬱は殆どの場合が精神的疾患であり、何者かに憑依されたという例は実に少ない。
それが早期に分かっていれば、今まで悪魔や魔女として惨殺されてきた哀れな者たちも救われたかもしれないのに。

彼はそうした人々を救うために自ら研し、治療法を編み出したという。
その治療を行えば、息子の病は治り正常な状態となるようだ。
祈祷が無意味だった今、もはや彼に託す以外にない。』

 

『治療が終わった。
先ほどまで、秘密を漏らしたことで味方側からも命を狙われていると騒いでいた息子が、嘘のようにおとなしくなった。
若干空ろに見える眼も、術後の一時的なもので時が経てば元に戻るという。

安心した。
静かに吐息を立てて眠る息子の姿を見て涙が出そうになった。
もし息子があのままなら、そのうち確実に誰かに危害を加えていただろう。
そうなれば、子供とは言えいつ切り捨てられてもおかしくはない。

全ては彼のお陰だ。
彼は私と息子にとってのメシアと言えるだろう。』

 

 

 

 

Imperial City Prison District

 

「珍しいですね、マリウソさんが囚人に面会とは」

「何ね、面白い囚人が入ったようなのでな。 少々興味がある」

「ああ、彼のことですか。 確かに少々変わっているようで、こちらも対応に困っております」

 

「こちらです」

 

 

「・・・・・・」

「見ての通り、一日中あの場で身動き一つ取らず、うわ言のように同じ言葉を繰り返しています」

 

「『俺の人生を返せ』。 ただそれだけです。 こちらから促さない限り食事すら食べません。 精神鑑定では自己責任能力の欠如とされてますが、特定の人物に対してえらく殺意を抱いているようで、街に戻すのは危険との判断からとりあえず収容しています。 今後の対処については未定です」

 

「殆ど廃人だな。 確かに奇妙な人物だ」

 

「悪魔に取り付かれているのではないかという話も出ているのですが…。 マリウソさんはどう思われますか。 あの男を見て」

「邪悪な気配は感じられんな。 またマジカの反応も皆無。 あの男は特に外部からの影響を受けていない純粋な人間とみて間違いないだろう。 無論、何かしら障害を抱えている事は確かではあるが」

「彼の知人に話を伺ったところ、昔は冒険者として世界中を飛び回り、とにかく行動力に優れそして腕も立つ血気盛んな若者だったとか。 ですが最近はすっかり意気消沈したように何をするにもまるで無気力で、昔の面影がまるでなくなってしまったと…」

「ふむ」

 

「彼が殺意を抱いているという人物の詳細は」

「小さな村で慎ましく診療所を経営している医師で、その世界では権威としてそこそこ名の通った人物だったと思います」

 

 

「名は確か――」

 ――彼に対する感謝と敬意を忘れないためにも、ここに名前を記載しておこう――

 

 

 

 

 

「Dr.Lobecto」

 

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2010.03.30 Tue. 20:28 -edit- Trackback 0 / Comment 3

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この記事に対するコメント

[ No:1371 ]

第1話から展開が盛り上がってきてますね^^

現実で悪魔は存在するのでしょうか?
私は結構そういうのには興味があります^^

第2話も首を長くして待つことにします。

URL | 永遠と・・・ #-

2010.04.02 19:11 * 編集 *

[ No:1372 ]

ダークな話キター(・∀・)
どんな展開になるのかまったく予想がつきません。
続き楽しみにしてます!

マリウソ、何気にかっこよくなってきてるような。
でもBABオヤジの方がかっこ・・・あんまりかっこいいキャラじゃないけど(失礼)個性的オヤジの熱烈なファンなのは変わりません(・`ω´・)

URL | Miari #wVPWx2mE

2010.04.03 00:05 * 編集 *

[ No:1373 ]

>永遠と…さん

いつも見てくださってありがとうございますー><
現実ではさすがにいそうもないですが、中世ヨーロッパなんかでは本当にいてもおかしくないような雰囲気ですよねー。
でも悪魔って基本的に神様と同じく概念的な存在なので、そういう意味では何処にでもいると言えるのではないでしょうか^^

タムリエルでは悪魔どころかおばけやゾンビまでいるので、実際に何かにとり憑かれても別に不思議ではないですがw

悪魔とかオカルトチックなものは自分も大好物なんで、そういう話も書けたらいいなぁ。


>Miariさん

ダークというかなんか欝な話になりそうな予感(;´Д`)
書いてみないと分かりませんけどねー。

マリウソは好きなので毎回かっこよく書いてますw
BABオヤジも好きですが、出番多すぎなので自重><
なるべく出番少ないキャラに焦点当てたいけど…。

URL | lain #0MXaS1o.

2010.04.03 02:01 * 編集 *

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