OBLIVIONプレイ日記~Darker than Darkness~

OBLIVIONのロールプレイ日記と小ネタがメインです。
BUCK-TICKを愛して止まないので作中にBUCK-TICK語録が多数出てきますが、BUCK-TICKとは何の関係もありません。

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The Day of Retribution 第7話 ~対峙~ 

帰郷、といえば聞こえは良いかもしれない。
しかし、13年ぶりに辿る帰路を歩む男の表情は曇っていた。

旧友の待つ場所、村の位置は10年以上の時を経ても、はっきりと記憶に残っている。

無意識に刷り込まれた、故郷に対する”負”の感情。
村の一員として認めてもらえなかった幼き日の記憶。
戒めのマスクは、己が村の一員として認められたとき、そして村人が過ちに気付いたときまで外す事はないと自ら決めていた。
そして己が帰郷を果たすのは、気持ちに整理をつけ、どんな理不尽や悪意にも屈しないだけの強さを身に付けてからだと。

だが、いずれ村へは戻ると漠然と決めていたものの、月日が流れるにつれそのタイミングを失い、結局は先延ばしとなっていた。
まさかこのような形で不本意にも帰郷を果たす事になろうとは、夢にも思っていなかった。

 

男の心境を映し出すかのように、空は酷く淀んでいる。
その空気が足かせのように絡まり、男の足取りを鈍らせる。
しかし男は歩みを止めるわけには行かなかった。

 

やがて村の姿が視界に入る。

懐かしい。
それが最初に感じた正直な感想だった。

山奥にある、何の変哲も無い小さな村。
村人は自給自足で生活し、自然を愛し自然と共に暮らす、これといった争いも無く至って平和な村。
だが文明の行き届かない土地からか、神や精霊といった普遍的観念に対する信仰心が強く、そして神の言葉を代弁するとされる預言者の声は絶対であった。

神の言葉は全てに優先し、そして逆らう事を恐れた臆病な村人たちは、ある過ちを犯す事になる。
その過ちによって、村は平和な村は消え去ろうとしていた。

全ては神の予言によって。

 

村の前には一人の男の姿。
神妙な面持ちで考えにふけるように、岩の前に鎮座している。

男の目的は、復讐。
己の能力を恐れ、予言という大義名分の下に虐待し追放した村人に対する報復であり、神の代行人としての最初の仕事。
そして予言によって狂わされた人生を肯定するための、予言の実行。

予言が生み出した害悪の意思により、予言が現実となろうとしていた。

 

 

 

 

 

 

「約束どおりやってきたぞ、イトウマスオよ」

 

「・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よく来たなワタリテツヤ。
俺の要請に対する受動的な結果として現状を説明するなら、
お前がこの場に姿を現したのは、俺と共に村を滅ぼすことに同意したということになる」

 

「だが、その顔は迷いを孕んでいるようだ。
手を貸す事に同意したとはいえ、やはり故郷を滅ぼす事に抵抗があるのか。
それとも俺の行動自体に意義があるのか」

 

「おれがこの場に現れたのは受動的ではなく、あくまで己の意思だ。
そしてその意思は、お前に賛同する事ではない。 お前の馬鹿げた行動を止めることだ」

 

「なるほど・・・。
お前が情け深い人間である事は、この前会話を交わしたときから読み取っていたが、実に予想外だ。
何故か? それは、俺自身が説得ではどうにもならないことをあの時の会話で知らしめたつもりだ。
最も、"クチナシ"のお前と言えど、それを読み取る程度のコミュニケーション能力を持っていると仮定しての話だが。

となると俺を止めるには力を行使する意外に方法は無い。
だが、これまでお前が人間を殺した事があるのかどうかは不明だが、情け深いお前が旧友である俺に剣を向ける事が出来るとは思えない。
仮にそうなったとしても、能力的には凡人とさして変わらんお前がこの俺に勝てる見込みはゼロに等しく、
お前自身もその事は分かっているものだと考えていたからだ」

 

「・・・」

 

「では予想外の行動を取る者はどんな人間か。
それは結果を予測できず感情的に無鉄砲な行動を取る愚か者か、それとも相手を欺く秘策でもあるのか、もしくは何も考えていないのか。

そこで、俺を止めるためにこの場に現れたというお前の言葉から鑑みてさらに予想するならば、恐らくお前は感情的に行動しこの場に現れたと推測する。
理由は簡単。 お前も村に対してそれほど好意的ではないにしろ、自らが語っていたように俺ほどに虐待を受けたわけではない。
情け深いお前は”罪も無い村人たち”がむざむざと殺されるのを黙ってみている事は出来ないからだ」

 

「とは言えお前も、予言を口実とした村人たちの罪を知っている。
迷いの色は、被害者である俺に剣を向けることへの良心的葛藤というところか」

 

「なるほどな、それがお前の予測するおれの行動心理。
だが、残念ながら間違っている。
俺の顔に迷いが見えるのだとしたら、それは本気で旧友をこの手にかける事を決意したが為の心の痛みの色」

 

「そしてもう一つ。 おれが本気で救いたいのは村人などではない。 お前だ」

 

「それはまた・・・随分と予想外だ」

 

「いいだろう。 どうしても俺を止めるというのならば、その漆黒の剣を抜くがいい。
神の代行人たるこの俺とお前の、その歴然たる力の差を見せてやろう」

 

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2009.10.06 Tue. 06:17 -edit- Trackback 0 / Comment 2

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この記事に対するコメント

[ No:1162 ]はじめまして

はじめまして。RYOです。やっと追いつきました。幼なじみの宿命の対決って奴ですね。二人の戦闘能力は未知数で、勝敗がわかりません。とても面白いです。
次回更新楽しみにしてます。

URL | RYO #-

2009.10.12 01:12 * 編集 *

[ No:1163 ]>RYOさん

コメントありがとうございます!
書くべきことは決まっているんですが、文章がうまく書けず筆が進みません><。
考えて見れば、本格的な戦闘シーンを書くのは初めてかも・・・。
でも必ず続きは書きますので、もう少々お待ちください!

URL | lain #0MXaS1o.

2009.10.12 17:15 * 編集 *

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