OBLIVIONプレイ日記~Darker than Darkness~

OBLIVIONのロールプレイ日記と小ネタがメインです。
BUCK-TICKを愛して止まないので作中にBUCK-TICK語録が多数出てきますが、BUCK-TICKとは何の関係もありません。

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The Day of Retribution 第5話 ~超頭脳~ 

 

「こんなところに住んでいたとはな」

「仮住居だ。 この街に定住しているわけではない」

 

「それで・・・」

 

「単に旧友に会いに来たというわけでもないだろう。 なぜ今になっておれの前に姿を現した。
それに先ほどの現象はなんだ。 突然目の前から姿が消えたと思いきやその刹那、背後から現れた。
まさかとは思うが…」

 

「察しの通り、瞬間移動。 "テレポート"だ」

「テレポートだと…?!」

予測はしていたものの、理解を超えた能力に思わず声を上げる。
だが先ほど目の前で見た現象は、もはや否定できるものではなった。

「少々危険な技で基本的には使用しないのだが、今回はお前のために特別サービスだ」

危険な技……その意味を問う間もなく、男は言葉を続ける。

「まあ…聞きたいことは色々あるだろうが、まずは奴らが禁忌の子と決定付けた俺の能力について話そう」

 

「お前は"超頭脳"というものを知っているか?」

初めて聞く単語にクチナシは俄かに思考を巡らせると首を横に振る。

 

「人の脳とは元来、自らの意思でコントロールできる部分はおよそ10%程度と言われている。
だが脳の機能は無限だ。
それぞれの脳に備わった"超感覚的知覚"を開放することによって、不可能を可能にする」

 

「火事場の馬鹿力、という言葉があるだろう。
あれも危機を察知することで瞬間的に脳が超感覚的知覚を解放した結果といえる。
だが残念なことに、それは自らの意思ではどうする事も出来ない未知なる力。
しかしごく稀に、その超感覚的知覚を自らの意思で自在に操ることが可能な"超頭脳"を有した変種体が生まれることがある。
そしてその力こそ、村人が恐れた俺の特殊能力……」

 

「"Extrasensory perception"。 そう、E・S・Pだ」

 

「E・S・P…! つまり、エスパーだと…?!」

「その通り。 その超感覚的知覚にも個人差はあるが、俺の場合テレパスやサイコキネシス、その気になればパイロキネシス、そして先ほど見せたようなテレポートすら可能だ」

「…なんということだ。 お前にそのような力があったとは」

幼い頃、男が時折ブツブツと独り言のようなものを発していたのをクチナシは何度か耳にしたことがある。
おかしな奴だと思っていた記憶があるが、事実を知った今、驚きを隠すことは出来なかった。

 

「幼い頃、この力を誰にも見せてはならないと親に言われひた隠しにしていたが、ある日テレパスを通じて思念を張り巡らせていたところ、俺と同じような力を持った者たちの集う思念コミュニティを発見した。
テレパスという性質上、相手の顔も見えず匿名性が高いこともあり、そこでは事実やデマ、差別や冒涜などお構い無しにあらゆる情報が飛び交っていた」

 

「俺は感動を覚えた。 幼かった俺は人と違う能力を有していることで孤独感による恐怖を常日頃から感じていた。
故に俺と同じような力を持った連中が他にもいると知っただけで、俺は大いに舞い上がった。
それから俺は毎日そこへアクセスし、たわいも無い会話を楽しんでいた。 だが・・・」

 

「だが奴らは俺を遠ざけられればそれで良かったのだ。 自らの非道を肯定するために適当に理由をつけて追い払ったに過ぎない」

 

「俺の力を見せたときの奴らは、まるで悪魔でも目にするかの如く酷く怯えていた」

 

「笑えるほどにな」

 

「……」

歪んでいるな。
幼い頃の記憶というのは色濃く残るというが、それが苦痛に満ちたものであればあるほど鮮烈に刻まれる。
虐待の記憶がこいつの人格そのものを歪めてしまっているようなことが無ければいいが…。

 

「お前の力は分かった。 それで、おれの前に姿を現した理由はなんだ」

漠然とした不安を抱えつつ、クチナシは聞いた。

 

「先ほど脳について話したが・・・
大脳半球の前面にある前頭葉、そのなかに前頭前野、または前頭前皮質とばれる領域がある。
この領域は複雑な認知行動の計画や人格の発現、適切な社会的行動の調節に大きく関わっているとされており、生後から急成長を始め、幼年8歳の時点でその大半が形成される」

 

「……」

8歳…この男が追放された年齢と同じだ。
つまりこの男の場合、村にいた期間がそれに該当するということになる。

「その後成長が停止するわけではないが、人の能力や人格を植えつけるには最も重要な時期であり、言い換えればその時点までの環境や経験によって、その後の能力や人格に大きく影響すると言える」

 

「知っての通り、俺は村では迫害されていた。
生まれ持った、本来なら賞賛されるべき至高の力は、下らん予言のせいで邪悪の象徴でしかなかった。
人と接することも許されず、親からも引き離され暗い地下の倉庫で過ごした。
唯一の友達は地下に響く雨の音と暗闇、そしてテレパスによる顔の見えない相手」

 

「否定された存在として育ち、助けを呼ぶ声は「諦めろ」とあしらわれ、そのまま精神病棟へ送られた俺の脳に植えつけられたものはただ一つ」

 

「憎悪だよ。 震えるほどに心地良いまでの憎悪が俺を支配した。
だからこそ、お前の前に姿を現した。 俺と同じく"害悪の子"として虐げられたお前と共に・・・」

 

「奴らに復讐するために・・・!」

 

「!!」

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2009.09.09 Wed. 14:58 -edit- Trackback 0 / Comment 5

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この記事に対するコメント

[ No:1145 ]

久遠です。

おお。エスパー伊東すげぇーっ!(笑)
魔法とは別系統の超能力ですね。しかもその異能の能力の対象は追放した村に対して。
クチナシも村に対しての感情は良くないものの、彼ほどの憎悪ではないですよね。つまりぶつかるしかないんだろうなぁ。

悪いのは迫害した側なのに悲しいですね。

URL | 久遠 #OTCdg7QM

2009.09.09 21:12 * 編集 *

[ No:1146 ]>久遠さん

こんにちわー!
こっちの世界のエスパー伊藤はやり手ですw
今までの意味不明な言動に意味を持たせようと思ったらエスパーになってしまった…。

クチナシは程度が低かったのもあり、憎悪というまではいかないので、ぶつかることになるかも…><

URL | lain #0MXaS1o.

2009.09.09 21:51 * 編集 *

[ No:1147 ]

ちょww伊藤君ネラーかよ

URL | カドルス #-

2009.09.14 20:10 * 編集 *

[ No:1148 ]続きが・・・

復讐とはなんということだ・・・・続きが気になりますねぇ

URL | 永遠と・・・ #-

2009.09.15 17:43 * 編集 *

[ No:1149 ]

>カドルスさん

なんかネラーになってしまいました(笑


>永遠と・・・さん

ちょっと煮詰まっていまして、もう少々お待ちください・・・!

URL | lain #0MXaS1o.

2009.09.15 19:40 * 編集 *

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