OBLIVIONプレイ日記~Darker than Darkness~

OBLIVIONのロールプレイ日記と小ネタがメインです。
BUCK-TICKを愛して止まないので作中にBUCK-TICK語録が多数出てきますが、BUCK-TICKとは何の関係もありません。

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Labyrinth in tha Mist 第7話 ~食事~ 

※この辺りから凄まじく無理やりな展開になっていきます。

 

「またか…」

それは見慣れた光景であった。

意図的に配置されたと思われる武器。
それは冒険において役に立つ品々である事は間違いないが、どんな高価な装備であろうとも現状ではほぼ無意味な物であり、その意図が分からずに苛立ちを覚えていた。

 

「防具劣化のエンチャントが掛かっているようだが、村を救えるほどの価値は無い。 第一、敵もいないんじゃ武器なんて何の役にも立たない…」

「でも防具劣化は、どちらかというとクリーチャーより対人向けのエンチャントだよね? 何でこんなものが…」

「さあな。 殺し合いでもさせる気じゃないのか?」

理不尽な迷宮を作り上げた者たちをいやしめるように、男は吐き捨てた。

だが、何気なく言い放った男の言葉に女は思いを馳せる。
人同士の殺し合い、それを見世物として楽しむ場所がシロディールにも存在していることを思い出した。

「ありえない話ではないわ。 宝に引き寄せられて集まった人たちを、この霧で狂わせて戦わせる…。 もしくは専門の剣闘士か、奴隷みたいのがいたのかも」

「…どういうことだ?」

「帝都の闘技場みたいなものよ。 この迷宮はアイレイド時代の物だと思うけど、その時代にもそんな施設があってもおかしくはないわ。 特に古代アイレイドたちの魔力は絶大だったって言うし、この霧全てが魔力のカタマリなら、その魔力を通して水晶から中を覗ける様な仕掛けになっていても不思議じゃない。 それに、それなら意図的に置かれた装備やアイテムにも説明が付くわ」

「へ…っ! だとしたら、ここを作った連中は相当イカれているな。 ただ広場で戦わせるだけじゃつまらないってか?」

「…単なる憶測だけどね」

 

男は苛立っていた。
この迷宮に入ってから既に2日が立つが、一向に出口らしきものは見つからない。
それどころか、進んでいるのか戻っているのか、それすらも分からないほど、何処へ進んでも見えるのは曲がり角ばかりだった。

特に、彼を苛立たせる主な要因は空腹によるものだった。
持ってきていた食料はとっくに底を付き、丸1日は飲まず食わずの状態での探索が続いていた。 

 

 

「くそ…腹減ったな。 これじゃ人喰いの餌になる前に俺たちが餓死しちまう…」

 

 「…言わないでよ、考えないようにしてるんだから」

日が経つに連れ、明らかに険悪な雰囲気になっていくのを二人は肌で感じていた。
思い通りにならないストレス、空腹、そしてこの霧の作用によるものなのか、己の感情が高ぶり攻撃的になっているのが分かる。

それを理性で無理やり押さえ込み平静を保っているものの、いつ押さえが利かなくなるかと思うと、二人は自分自身に恐怖を感じていた。

 

「待て、何か聞こえる」

お互いを刺激しないようにと、暗黙の了解で無言の探索が続いていたが、しばらく歩くと奥から足音のようなものが聞こえてきた。

「何? …またゾンビ?」

「いや…違う」

先日のゾンビとは違う、厳しく重々しい足音。

徐に二人は武器を抜く。
そして目の前に現れたものは……。

 

 

「ゴオオオオオオオ!!」 

 

「ミノタウロス…?!」 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇ…」 

 

「本当にそれ…食べる気?」 

 

「安心しろ。 動物系のクリーチャーは非常食として食べられる事は認められている。 確かに旨そうではないが、こんな状況だ。 贅沢は言っていられないだろ」 

 

「…私はいい」

「大丈夫だって。 毒はないし、火を通せばそんなに味も気にならない」 

 

女はどうにも腑に落ちない気分だった。

冒険者の間では、動物系のクリーチャーが食べられる事は常識であり、飢えを凌ぐためならこの場に現れたミノタウロスは確かに恰好の獲物と言えるだろう。
問題はその大きさ。
見たところ体付きからして子供というわけではないようで、突然変異か何かでこのサイズに留まったと思われる。
その大きさは、様々なアイテムは置かれているものの食料が一切存在しないこの迷宮内で、まさに食べてくださいといわんばかりであった。

罠ではないのか、それが最初に感じた事だった。
だが殺すつもりなら、そもそも食べ物を放流せずとも放っておけば餓死は免れないだろう。

とすると、敢えて食事を与える理由は何か。

もしここが闘技場のように人同士で殺し合いをさせる場所であるなら、戦う前に餓死しては場が白けてしまう。
それを防ぐために、やはり人為的に小さなミノタウロスが配置されたとも考えられる。

どちらにせよ、耐え難い空腹に見舞われながらも、女はミノタウロスの肉に手を出す事が出来なかった。 

 

「……」

彼女には男の頬張る物体が、人間のそれに見えて仕方がなかった。

 

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テーマ: Oblivion

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カテゴリ:OBLIVION ロールプレイ日記

2009.06.13 Sat. 00:03 -edit- Trackback 0 / Comment 4

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この記事に対するコメント

[ No:1032 ]

久遠です。

段々と背筋が凍っていくような恐怖感と不気味さが出てきましたね。
バイオハザードをして思ったんですけど、結構『食べる』という行為は考え方によっては怖いですね。日常なら問題はない当たり前の行為なんですけど、この迷宮内での状況を考えると少し怖いです。ガクブル(泣)。

URL | 久遠 #OTCdg7QM

2009.06.15 02:07 * 編集 *

[ No:1033 ]>久遠さん

バイオハザードのゾンビは人を食べるんでしたっけ?
何も考えずウシやブタなんか食べてますけど、生き物から肉を切り出してるわけだし、それを考えると恐いですね>_<
と言ってもベジタリアンになる予定はありませんが…^^;

URL | lain #0MXaS1o.

2009.06.16 01:18 * 編集 *

[ No:1140 ]

作家になれる・・・

URL | あ #-

2009.09.01 14:07 * 編集 *

[ No:1142 ]>あ さん

コメントありがとうございます!

いやいや、こんなちゃちい文章では到底無理ですよ>_<
他のブログの方々は本当に文章が上手くて惚れ惚れします…。

URL | lain #0MXaS1o.

2009.09.04 07:02 * 編集 *

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