OBLIVIONプレイ日記~Darker than Darkness~

OBLIVIONのロールプレイ日記と小ネタがメインです。
BUCK-TICKを愛して止まないので作中にBUCK-TICK語録が多数出てきますが、BUCK-TICKとは何の関係もありません。

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Labyrinth in tha Mist 第1話 ~霧の夜~ 

シロディール南東に位置する、地図に無い小さな村、「Mist Village」。

 

「全部で2000Gくらいね。 明日、街へ売りに行くわ」

カウンターに積まれた武器、防具、鉱物といった品々を勘定し終え、少女は向かい合う男に労いの笑顔を向ける。

「2000Gか、意外と少なかったな」

男は頭を掻きながら苦笑い。
素人の目算ではもう少し多く見積もっていたが、あてが外れ僅かに肩を落とす。

「何いってるの、大金じゃない!」

確かに2000Gは個人にしては大金である。
しかし男の目的を果たすためには、2000Gという大金もはした金に過ぎなかった。
そして少女もそれは理解していたが、男の努力を蔑ろにする事は出来ず、大げさに喜んで見せた。

「とは言っても、この土地を買い取るには全然足りないな」

男は深いため息を付く。

人口100人ほどの小さな村。
地図にも載っていないこの村の村人たちは、農業と民芸品を中心に慎ましく生活していた。

旅人も訪れないため無駄ないざこざを持ち込まれることも無く、平穏無事な生活が続いていたのだが、領主の一存によりこの村は消え去ろうとしていた。

 

「あと1週間でここはどっかの訓練兵の演習場になっちまう。 あのクソ領主からこの土地を買い取るにはまだまだ足りないよ…」

男は悔しそうに唇を噛んだ。

 

「フリード、あまり無理をしないで。 あなたが村の為にがんばってくれるのは嬉しいけど、最近疲れてるみたいだし、それに…」

この調子ではもはや納期までに金を集める事は不可能。
少女はそう言い掛けて言葉を飲み込み俯いた。

「心配ないって! 冒険は慣れてるし、お化けやモンスタ-なんかに俺はやられたりしないよ。 農産物や民芸品の収入では生活するだけで精一杯だし、俺が遺跡を回って宝を集めてくるのが一番合理的だろ」

少女の言おうとした言葉をすぐに男は悟った。
それは男自身も同じ事を思っていたからに他ならない。

同時に、自分に気を使って発言を避けた少女の心情を察し、心配させまいとあえて豪快に笑って見せた。

「それとも、俺が信用できないのか?」

「そんなことはない。 貴方はとても強いし、貴方の事はいつも信じているわ。 でも…、恋人が毎日傷付いて帰ってくる姿を見るのは辛い…」

それは事実だった。
信じているとはいえ、もし何かあったらと考えると居ても立ってもいられず、仕事が上の空になることもしょっちゅうだった。
とはいえ何もすることが出来ないのも事実であり、少女は毎日不安と戦いながら彼の帰りを待っていた。

「安心しろ、アリーセ。 あと1週間でとんでもない宝を見つけ出して、みんなを驚かせてやるからよ!」

再び男は豪快に笑った。

 

 

 

 

 

「…とは言ったものの」

 

「この辺りの遺跡や洞窟は全部周っちまったし…、遠出するにも納期までに戻れるか分からない。 何よりそれでイモ引いたら最悪だ、どうしたもんかねぇ」

 

「ははは、弱気だな。 お前らしくも無い!」

「そりゃ、たまにはな」

 

「まあ、あまり無理はするな。 別にこの村を離れる事になっても誰もお前を責めたりはしないよ。 いや、むしろあのクソ領主相手に最後まで戦った男として称えてやりたいね。 俺たちはお前と違って、ただ追い出されるのを待ってるしか出来なかったからな」

「でも、みんな契約書にはサインしてないんだろ? だったらまだ諦めるわけにはいかないね。 最後の最後までやり通して見せるよ」

 

「一つだけ…、この付近でまだ散策していない遺跡がある。 と言っても、実際に存在するのかどうかは分からないし、話に聞いただけなんだが…」

「まさか、それって…」

「ああ、この村の奴らなら誰でも知ってる。 "霧の迷宮"さ」

 

 

「この密林地帯のどこかにあると言われている、深い霧に覆われた謎の迷宮」

 

「そのとてつもなく広大な迷宮の何処かにものすごい宝が眠ってるそうだが、宝に魅せられて迷宮に入ったものは数あれど、誰一人として戻ってくるものはいなかった」

 

 

 

 

 

「単なる伝説か御伽噺かは知らないが、探してみる価値はあると思うんだ」

 

「ま、待てよ…! 村長が言ってただろ? 仮にその迷宮を見つけても絶対に中に入ってはいけないって。 何でもあの中には"人喰い"が住み着いてるっていう話だ…」

「ああ、ガキの頃から散々言われたよ。 でも人喰いって何だ? 言っておくがトロールやオーガ程度じゃ俺はやられたりしないぜ」

「た、確かにお前は強いからな…。 でもそこだけはやめておいた方がいいぜ。 一度中に入ると出口が消えて二度と出られないって話も聞いたし、いくらお前が強くても帰って来られなかったら意味が無いだろ?」

 

「それに…、これ以上"未来の奥さん"を悲しませるなよ」

 

「…どういう意味だ?」

「しらばっくれるなって。 アリーセと結婚するんだろ?」

 

「ちっ、ハイリッヒの野郎、しゃべりやがったか…」

「全く、うらやましいぜ! かわいい上に性格も良い、うちのかみさんとは大違いだな」

「でもジーナさんの料理は最高だと思うけどな。 毎日あんな旨い物食えるあんたも十分うらやましいよ」

 

「ははは、あんまり気を使うなって。 それで、いつ結婚するんだ?」

 

「いや、まだプロポーズはしていない。 村がこんな状態だからな。 とりあえずこの騒ぎが済んで落ち着いたら申し込むつもりだ。 願わくば…」

 

「この村で…そして村のみんなに囲まれて式を挙げたいけどな…」

「…ああ、そうだな」

 

「それじゃ、俺はそろそろ帰るよ」

「ああ」

 

「フリード」

 

「いいか、さっきも言ったが、絶対に迷宮だけはやめておけよ。 実際宝があるのかどうかも分からないんだし、それこそ時間の無駄だ。 大丈夫、たとえみんなバラバラになっちまっても、お前たちの結婚式には駆けつけるからよ」

 

「…ああ」

「良かった、じゃあな!」

 

「……」

 

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2009.05.26 Tue. 04:24 -edit- Trackback 0 / Comment 0

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