OBLIVIONプレイ日記~Darker than Darkness~

OBLIVIONのロールプレイ日記と小ネタがメインです。
BUCK-TICKを愛して止まないので作中にBUCK-TICK語録が多数出てきますが、BUCK-TICKとは何の関係もありません。

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Mr. Darkness & Mrs. Moonlight 第19話 ~タナトロジー~ 

 

 

「彼女もまたムーンライトではなかったようだ。残念だったな」

 

「それならまた見つけ出すさ。僕には永遠の時間があるんだからね。確かにあの子はムーンライトではなかったのかもしれない。しかし次は必ず…」

 

「愚かだな」

「何…?」

 

「永遠の時間など何の意味も成さない。何故ならお前は不死身となったことで未来を捨てたのだからな」

 

「……どういうことだ」

 

 

 

 

 

 

「さ、さび~!! ツインテールちゃん、早いとこ街へ向かおうぜ…!!」

 

「ちょっと待ちなさいよ。 クチナシは脚を怪我してるんだし、そんなには急げないわ」

「そ、そうか、そうだった。 すまねえ、クチナシ…!」

 

「それに…あいつも待たなきゃ…!」

 

 

 

 

 

 

「人は生まれたその瞬間から死に向かって進んでいる。それは物事の変化や進行を表す概念である"時"と同期しており、言うなればその先に死があるからこそ、人は変化し成長する。
 その上で肉体の時を止め、死そのものを否定したお前の身体には変化が存在せず、お前はこの先何年生きようとも不死身となったその時から何一つ変わることはない」

 

「……言っている意味が分からないね。変化がないからこそ僕は永遠に生きていられる。そして生き続ける以上、死に未来を妨害される事もない」 

「残念ながら、先も言ったようにお前は既に死んでいる。肉体の時を止めると言うことはもはや死と同義であり、お前はただ意識のある死体になったに過ぎない。そして、死体に未来は無い」

「だから…! それが何だと言うんだい?! 肉体が死んでも僕はこうして生きているんだ!!」

 

「肉体が死ねば当然肉体の一部である脳の機能も停止する。人の心理や感情は目に見えぬものだが、それは決して霊的で象徴的な現象ではなく、あくまで脳の活動によって引き起こされる物理的な現象」

「…それで?」

 

「恐らくムーンライトの転生を待つために不死身の道を選んだのだろうが、それがそもそもの過ちだ。
 現状から推察するに、お前は元来執着心、独占欲、自己愛が強く、そして嫉妬深い。ムーンライトと共にいた頃はお前の欲求は満たされていたために平静を保っている事が出来たが、彼女が死んだ事によりお前の欲求を受け止めるものがいなくなってしまった。
 同時にお前の中では虚無感、孤独、妄執、様々な負の感情が芽生えたはず」

 

「脳の機能が停止する事により、"時"によってもたらされる感情的、心理的な変化は存在しない。それはつまり、お前が心に纏った闇も決して晴れる事がないということ」

 

「満たされない欲求、彼女の死がもたらした苦悩。狂うには十分なほどの苦痛に満ちた精神状態を払拭するために、お前は不死身の力を手にし彼女の転生を待った。だが皮肉な事に、それは永遠なる苦悩の始まり」

 

「そんなことは詭弁だよ…。虚言であり狂言でしかない…! 彼女さえ……ムーンライトさえいれば僕はこの苦しみから解放され、至福の時を過ごす事が出来るんだ…! 1000年間、僕はずっとそれを想い続けてきたんだからね」

 

「狂気はお前の代名詞。仮に本当にムーンライトが転生を果たしたとしても、脳が停止している以上お前の心に"変化"が現れる事は無く、闇を拭う事は出来ない。不死身でいる限り」

 

「…そんなのは嘘だ! 嘘に決まってる!! それなら僕はこの1000年間、何のために生きてきたというんだ!!」

 

「はっきり言おう。今のお前はこの世に未練を残し地上を這いずり回る悪霊とさして変わりはない。 そして、1000年という気の遠くなるような年月を生きたお前の存在意義もまた皆無だ」

「嘘だ…嘘だ…!! そんなこと信じられるか…!!」

 

「?!」

 

「その身に刻むがいい」

 

「生まれた以上は死ぬ義務がある、それが生命体という存在であり、この世の摂理だ。それを覆せば少なからず報復を受ける事になる。
 お前は不死身というまやかしの言葉に光明を見出し、世界の規律たる摂理を覆してまで自らの欲求のために手を出してしまった。 だがそれは未来への扉ではなく、苦悩という名の牢獄に繋ぎ止める為の鎖。
そして……」

 

「人はそれを、"呪い"と呼ぶ」

 

「嘘だァァァ!!!」

 


かなり強引に押し進めました。
こうでもしないと終わらない_| ̄|○ il||li

一応次回でラストになる予定です。
まだ描き始めていないので伸びる可能性もありますが(^^;)

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カテゴリ:OBLIVION ロールプレイ日記

2009.04.04 Sat. 16:35 -edit- Trackback 0 / Comment 4

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Mr. Darkness & Mrs. Moonlight 第18話 ~断罪~ »

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この記事に対するコメント

[ No:905 ]

王子…

ムーンライトが転生したとしても
王子が不死身ではまた同じ悲しみを味わう気がするのですが
きっと、それすらも考えられないほど
心が停止してしまっていたんでしょうね…。
切なくなります(´-ω-`)

URL | touga #wF453ayA

2009.04.04 21:20 * 編集 *

[ No:906 ]

久遠です。

永遠を望んだが為の悲劇。
ムーンライトの転生を信じ彼女を束縛したかった行為が結局自身を束縛していたに過ぎなかった、いつの間にか王子様は愛情の形が呪いの形となって自らを繋ぎ止めていたんですね。肉体こそ持つものの未来永劫地上を徘徊する悪霊。王子様はどこで間違えちゃったんだろう。切ないですね。

羽っこさんの凛々しさは痺れます。
冷酷で冷徹、飄々としていながらもどこか優しくて、お茶目。素敵過ぎです。

URL | 久遠 #OTCdg7QM

2009.04.05 14:37 * 編集 *

[ No:907 ]>tougaさん

そうですね。
ムーンライトには寿命がありますし、おそらくこのままだと永遠に同じ事を繰り返すと思います。
というか、会話をまとめるのに必死で、そのことに触れるのをすっかり忘れておりました…;

内容がうまく伝え切れていない部分もありますが、精神的な苦痛は時が経てば徐々に薄れてきますが(継続的にストレスを受けない限り)、不死身となってしまった(時を止めた)事で、当時の精神的苦痛が和らぐ事がなくなってしまったのです。

ちなみに心理面が脳に作用されるというのはlainの勝手な解釈で、実際はどうか知りません。
もしかしたら本当に魂みたいなものの働きがあるのかもしれませんね。

URL | lain #0MXaS1o.

2009.04.05 23:54 * 編集 *

[ No:908 ]>久遠さん

ひたむきにムーンライトを求めた結果、不死身の道を選んでしまった。
まさにそこが王子の過ちですね。
不死身である以上、死に逃げる事も出来ず…悲劇です。

羽っこさん~。
今回はほぼ説明口調だったんですが、無表情で淡々と王子を追い詰める様が書いててちょっと怖かったですwお茶目…ですかね>_<
お褒めの言葉ありがとうございます(*ノノ
天使のような慈悲と悪魔のような残虐さを伏せ持つフィー様もかっこいいです!
彼女と羽っこさんが出合ったらどうなるんだろうと妄想してたり(笑

URL | lain #0MXaS1o.

2009.04.06 01:11 * 編集 *

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