OBLIVIONプレイ日記~Darker than Darkness~

OBLIVIONのロールプレイ日記と小ネタがメインです。
BUCK-TICKを愛して止まないので作中にBUCK-TICK語録が多数出てきますが、BUCK-TICKとは何の関係もありません。

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Mr. Darkness & Mrs. Moonlight 第15話 ~意外な救援~ 

「それは、当然だろう。 何故ならあの御伽噺は僕が書いたんだからね」

「何?」

しばし互いに見つめ合った後、交わる刃を振り払い二人は距離を取る。
クチナシは自らの大剣を背中へ戻し休戦の意を表すと、王子もそれに倣い剣を収めた。

 

「自らあの本を執筆したと? どういうことだ」

 

「ムーンライトを見つけ出すため・・・」

 

 

「あの本は知っての通り御伽噺だ。 いつから事実だと言う噂が流れたのかは知らないが、あれはあくまで作り話であり、別に僕の存在が公になる事を危惧する必要も無いさ」

 

「そう、単なる御伽噺だよ。ただ一人を除いてね」

 

「ムーンライトか・・・」

「その通り」

 

「僕は彼女の転生を願った。しかし彼女がいつ何処に誕生し、そしていつ前世の記憶を取り戻すかは分からない。
そこで御伽噺という形で僕自身の存在をアピールしたんだ。 転生した幼い彼女がそれを手に取ったときに、過去の記憶と、僕の存在に気付いてくれるようにね」

 

 

 

 

「なるほどな・・・。仮に彼女が転生した場合、まだ自我の固まっていない幼少時なら、きっかけを与える事で意識の奥底に眠る前世の記憶を取り戻す可能性はあるかもしれない。

極めて合理的な方法と考えられなくも無いが・・・、まだ合点のいかぬ事がある」

 

「何故そこまで転生を確信できる。 彼女が転生するなどという確たる保障は何も無いはずだ」

 

「約束したんだよ。 僕と彼女の最後の約束、そして彼女の最期の願い・・・」

 

 

 

 

 

「ねえ、生まれ変わったらまた、私を見つけてくれる? また私のこと、愛してくれる?」

ベッドに横たわり、今にも消え去りそうな弱々しい声で呟く少女。
少女は我が身に定められた運命を既に受け止め、目前に死が迫っている事を悟りつつも、その顔は穏やかだった。

男は少女の細くしなやかな手を強く握り締めた。

「当然だ。何度生まれ変わろうとも、僕は必ず君を見つけ出し、そして永遠に愛すると誓うよ! だから…」

握り合う手に涙が零れ落ちる。

 

「良かった。ありがとう」

安心したかのように呟くと、やがて少女の瞳はゆっくりと閉じられ、そして呼吸が止まる。

「ムーンライト! 目を開けてくれ・・・!! 僕を・・・僕を独りにしないでくれ!! ムーンライト!!」

少女は二度と目を覚ます事はなかった。

 

 

死に際の恋人との約束。
恋人と最後に交わしたやり取りを語ったとき、今まで感情のこもらなかった王子の顔に、微かに悲しみの色が浮かぶ。

王子にとっては決して忘れ去る事のできない悲痛な記憶。
"約束"は何よりも、悲しみに暮れる王子の心を支配したに違いない。

そう、狂おしいほどに。

 

「最愛の人を失うのは、それこそ身を切られるような思いだろう。 絶望と孤独に打ちひしがれ、寂しさから恋人の転生を無垢なまでに信じたい気持ちは痛いほど分かる。 だが…」

 

「今のお前は己の孤独と寂しさを紛らわすために、ムーンライトとの約束を口実に無差別な虐殺を繰り返しているに過ぎん」

 

「・・・何だと」

 

「お前も既に気付いているのだろう。 今までお前が誘拐し、そして殺めてきた少女がムーンライトではないことに」

 

「お前はムーンライトの転生を願うあまり、それを無理やり実現しようとした。 外見的な特徴から少女を捕え、無意識にムーンライトだと思い込もうとした。
だが全てはお前の独り善がりの妄想だと言う事に気付くべきだ。 幻想を追いかけ、幻想に飲まれ、幻想と戯れる時間は終わったのだ」

「彼女はムーンライトだ・・・。 今はただ、記憶を失っているだけに過ぎない」

「そうやって今まで何人の少女の命を奪ってきたのだ。 これからも同じ事を永遠と繰り返すつもりか」

 

「真実に目を向けろ! そして己の作り出す都合の良い虚構を否定するんだ!」

「・・・黙れ」

 

「お前の愛したムーンライトは、そのような血塗れた狂気の先で果たされる約束など、望んではいないはずだ・・・!」

 

「黙れ・・・!!」

激しい怒号と共に振り下ろされる銀の剣。


 

「ぐ・・・っ!!」

反射的に身を引いたものの、切っ先はクチナシの太腿を深く切り裂き、その場に跪くように崩れ落ちた。

 

「・・・!!」

 

「戯言はよしてくれ。 彼女はムーンライトなんだよ、間違いなくね。
邪魔をすると言うのなら、悪いけど死んでもらうよ」

 

「君は彼女とは違う。 死ねばそこで終り、転生することもなく永遠に虚無の闇に閉じ込められるだろう」

 

「人の心にむやみに触れた、君がいけないんだよ」

王子の瞳は、クチナシの首元を見据える。
脚を両断される事は免れたものの、傷口は深く、立ち上がることすら困難なほどにその機能を失っていた。

「目を覚ますんだ、ダークネスよ…!」

 

「スタァーーーーーップ!! そこを動くな! 犯罪者のカス野郎め!!」

 

 

 

 

「ガ、、、ガードの救援か・・・?!」

 

 

 

「?!」

 

「ミ、ミスター・オモロ・・・?! 何故ここに・・・!!」

 

「ツインテールちゃんをいじめる奴は、何人たりとも許さん!!」

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テーマ: Oblivion

ジャンル: ゲーム

カテゴリ:OBLIVION ロールプレイ日記

2009.03.21 Sat. 11:34 -edit- Trackback 0 / Comment 11

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この記事に対するコメント

[ No:879 ]

まさかのオモロ師匠!?

クチナシさんにピンチの予感がががががが(ノ∀`)

URL | つやつや #GCA3nAmE

2009.03.21 12:21 * 編集 *

[ No:880 ]

久遠です。

そういう意味だったのですね王子様が故意に御伽噺を流布した理由。印税目的か(笑)。

転生を信じるが故に、転生したムーンライトの記憶を呼び覚ます為の材料としての御伽噺。王子様にとってはそれだけが全てで、自分の信じる模範解答以外は受け入れるつもりがないわけかぁ。永遠の生命も、側に誰もいないと結局は永遠の呪い同然ですね。

ミスター・オモロ、来ましたねー。
笑撃の一発をお願いしたいものです(笑)。

URL | 久遠 #OTCdg7QM

2009.03.21 15:08 * 編集 *

[ No:881 ]

オモロの存在忘れてたぜぇ

URL | トーリスガリ #-

2009.03.21 18:39 * 編集 *

[ No:882 ]

み、みみミスタァーオモロォ!?
果てしなく予想外すぎて笑ったんですがww
クチナシさん大丈夫なのかっ…!!

URL | touga #wF453ayA

2009.03.21 18:55 * 編集 *

[ No:883 ]コメントありがとうございます!

>つやつやさん
クチナシさん守らなきゃいけない人が増えて余計にピンチですね~w
でもまだあの人もいるんで><b

>久遠さん
文章が下手で思い通りに伝えられないのが辛い(ノω`
永遠の呪い同然…まさにその通りです。
後にそのセリフを言わせようと思ってましたが先読みされてしまった(>▽<;

>トーリスガリさん
久方ぶりの登場ですしねw
実際助けに来たところで役に立つのかどうか(・*・;)

>tougaさん
ツインテールちゃん絡みの話なので、一応登場させておこうかと><
クチナシさんは…やばそうです…!

URL | lain #0MXaS1o.

2009.03.22 00:13 * 編集 *

[ No:884 ]

豪奢なお城の維持費は印税で賄われている!?
不死身でも先立つものは必要ですね (*゚∀゚)
頑張れオモロー!愛と勇気と笑いで王子の凍った心を溶かすのだ・・・みたいな?(・_・)

URL | ヤマネコX #mQop/nM.

2009.03.22 13:20 * 編集 *

[ No:885 ]

まさかのオモロー!
……クチナシさんの天敵であるわけだから、あれ、逆効――

URL | 月レヴィ介 #/9nImiJk

2009.03.22 15:32 * 編集 *

[ No:886 ]

 こ、これは本当に予想外。
 でもこれがきっかけでオモロが変身ヒーローになってしまったらちょっとイヤかも(苦笑)。
『この神秘なる夜明けの輝きを恐れぬならかかってこい!!』
 それならまだ足手まといの方がマシだなあ……。

 ではでは。

URL | あまね #EBUSheBA

2009.03.22 20:16 * 編集 *

[ No:887 ]こんばんわ~

いつも楽しく見させてもらってます。えと自分のキャラの顔をThanatos(羽っこさん)に近い顔にしたいんですが、どのMODとか入れてるんでしょうか?

URL | オブリビン #-

2009.03.23 03:10 * 編集 *

[ No:888 ]コメントありがとうございます

>ヤマネコXさん
たぶんそうなんでしょうね(笑
働いているようにも見えませんから… ̄▽ ̄;

>月レヴィ介さん
この状態でオモロのギャグが炸裂してしまうと、クチナシは本当に逝ってしまうかもしれません…

>あまねさん
お久しぶりです~!
変身ヒーロー…それもいいですね~!
と言っても、覆面しているだけで中身は何も変わってないという…
実際オモロは戦闘になると暁の何たらに変身してしまい困るんですが。。。

>オブリビンさん
羽っこさんは時期によってテクスチャが変わったりしていますが、何時ごろの顔でしょう><
ちなみに最初の3段階は通常のMysticElfで、現在はあひる口メッシュのあひる口じゃないやつを使っています。

URL | lain #0MXaS1o.

2009.03.23 14:36 * 編集 *

[ No:930 ]

最後の約束に涙ほろほろ(ノ_・、)

うん。仕方ない。許す(こら


ミスターオモロは戦力になるの!!?

URL | セレ #tHX44QXM

2009.04.15 19:07 * 編集 *

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