OBLIVIONプレイ日記~Darker than Darkness~

OBLIVIONのロールプレイ日記と小ネタがメインです。
BUCK-TICKを愛して止まないので作中にBUCK-TICK語録が多数出てきますが、BUCK-TICKとは何の関係もありません。

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Mr. Darkness & Mrs. Moonlight 第12話 ~狂愛~ 

羽の女とマスクの男が城へ侵入を果たす数時間前。

「ムーンライト、いつまでそこに篭っているつもりだい? いい加減に出てくるんだ」

塔の中へと逃げ込んだ少女に、扉の外側から男は問いかける。

 

「・・・叩いた事は謝るよ、確かに少しやりすぎだったね。 でも・・・僕の気持ちも分かって欲しい。 君を心底心配しているんだ」

 

「開けるよ、ムーンライト」

 

そこに少女の気配はなかった。

 

「・・・何処へ行った」

 

 

 

 

 

「・・・此処も駄目か」

扉を確認してはため息を付く少女。
男への恐怖と逃げ出せない絶望感から塔に閉じこもり塞ぎ込んでいたが、元来のポジティブで行動的な性格からか、いつまでも閉じこもっていても無意味だと悟るとすぐさま塔から移動し、別の出口を求めて城内を彷徨っていた。

男に見つかれば何をされるか分からない。
だが、行動しなければ何も変わらない事も彼女は知っていた。

 

「アイツ本当に外に通じる扉全てに鍵かけたのかしら。 いくら何でも、そんなマメな事してないと思ったけど・・・」

 

「いや、ありえるわね。 神経質そうな顔してたし」

 

「こんな雪山の奥じゃ誰も助けに来そうにもないし、自分で何とかしなきゃね・・・。 ったく、何であたしがこんな目に遭わなきゃいけないのよ・・・!!」

 

 

 

 

 

その城は雪化粧の施された山奥に、その存在を知られる事なくひっそりと、だが悠然と聳えていた。

闇と静寂の世界に、まるで人々の侵入を拒むかのように、銀の粉粒はなおも降り続けた。

 

孤立した城の玉座に男が一人。

 

「ムーンライト・・・」

呟く男の声は弱弱しく、虚空を見つめる瞳は虚ろだが、獣のようにギラついていた。

 

 

-何処だ・・・何処にいるんだ、ムーンライト-

-独りは・・・独りは嫌だ-

 

-君はすでに生まれているのか? まだなのか? 記憶は戻っているのか? 戻らないのか?-

-誰の元に生まれ、誰の元で暮している?-

-やめろ、彼女に近づくな。 彼女を見つめるな-

-彼女に触れていいのは僕だけ-

 

 

「・・・」

脳裏に浮かぶは、取り残された過去の記憶。
死んだ恋人への執着、そして生まれ変わったと信じたが故の嫉妬。

 

 

-記憶をなくした君は今誰と居る? 誰と会話をして、誰と目を合わせて、誰と触れ合っているの?-

-君には僕だけを見ていて欲しい。僕には君しかいないから-

-もう独りは嫌だ。 お願いだから、僕だけを-

 

 

「・・・」

永遠の命の代償、それは男の独占欲が駆り立てる永遠に拭い去る事の出来ない不安。
恋人の存在を願い、自らの傍らに居る事を願うと同時に、その存在を確認する術を持たず、存在したとて自分への愛を確認できない事への苛立ち。
ただ孤独に耐え待ち続けた自らの存在を知らず、他人と愛を育む事への恐怖。

常に目の届く位置に、そして常に愛を確認していなければ決して不安と恐怖は消える事はない。
恋人が他人の目線に触れるだけでも、男が嫉妬するには事足りる。

 

 

-世界のどこかに君が居る。 だが、僕の元には居ない-

-耐えられない-

-僕以外の人間と君が共に歩む姿など、僕以外の人間と愛を育む姿など-

-近しい人間が憎い-

-君を取り巻く環境が憎い。 君と同じ屋根の元で暮らす家族が憎い-

-全テヲ、消シテシマイタイ-

 

 

考えれば考えるほど、心は闇に飲まれ、不安は募る。

親族にまで及ぶ深淵より深き嫉妬の憎悪は、やがて

 

 

 

 

狂気に変わる。

 

 

 

 

 

「是が非でも僕から逃れたいようだね、ムーンライト・・・。 分かったよ、君の願いを聞き入れよう。 ただし・・・」

 

「僕以外の人間と戯れる事は許さない」

 

 

 

 

 

 

-愛シテル-

 

 

-愛シテル-

 

 

-愛シテル-

 

 

-たとえ記憶を失っていようとも、僕以外の人間が君と居る事は許されない-

 

 

-愛シテル-

 

 

-愛シテル-

 

 

-君は僕だけのものなんだ。 それが叶わぬのなら-

 

 

-それが叶わぬのなら-

 

「・・・!!」

 

「君を解放しよう、ムーンライト」

 

 

 

 

 

-隔離するしかない。 コノ世カラ-

 

 

 

 

 

「来世でまた会おう、ムーンライト。 次なる君はもう少し素直だといいね」

 

 

 

-殺したい程、愛してる-

 


 ☆lainのたわごと☆

王子様の顔があまりにもアレだったので、この回から王子様の顔作り直しましたorz
とりあえず満足できる仕上がりになりました(・▽・)

物語はようやく中盤といったところで、どうやら3月中には全然終わりそうにないですね;
少々ダレてきた感もありますが、次回からはもう少し動きのある話になると思うので、どうかお付き合いくださいませ。

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テーマ: Oblivion

ジャンル: ゲーム

カテゴリ:OBLIVION ロールプレイ日記

2009.03.08 Sun. 00:24 -edit- Trackback 0 / Comment 7

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この記事に対するコメント

[ No:848 ]

久遠です。

絶対的な執着心ですね、王子様。
妄執とでも言うのかな。
自分の信じる事が絶対であり、他人にもそれを強制して、反発も反論を許さない。それでも拒否するのであれば次の転生を信じて殺してしまう。おおー。究極なる我侭ですね。

どういう基準でツインテール嬢なんでしょうね。本当に生まれ変わりなのか、それとも……。
一見美しい城砦内も、孤独なまでに閉塞的だとバイオハザードの洋館のような不気味さがありますね。

ではでは。

URL | 久遠 #OTCdg7QM

2009.03.08 15:50 * 編集 *

[ No:849 ]>久遠さん

コメントありがとうございます。

究極なる我侭、まさにその通りです。
これまでの王子の発言でも、かなりの一人よがりっぷりが出ているはずです。
執着と嫉妬と独占欲、そして妄想がこの悲劇を生み出しました。

何故ツインテールなのかなどは後々話の中に入れていく予定です。
とりあえず王子の14番目発言から推測していただければw

URL | lain #0MXaS1o.

2009.03.09 12:31 * 編集 *

[ No:850 ]

まさに狂乱の王子。美しく切ない…。
次は、次こそはと、今までもそうしてきたのでしょうか。

なんかもー、色々書きたいッ…!
だけど一言だけ


王子をお婿にくだs

URL | touga #wF453ayA

2009.03.11 01:05 * 編集 *

[ No:851 ]>tougaさん

切ないと書くと聞こえは良いですが、犠牲になった少女たちを考えるとやはり王子はいけない子です。
制裁しようにも不死身ときてるんで、どうしようかまだ決まってなかったり^^;

>王子をお婿に
狂人で良ければ(笑
あと笑顔が怖いorz

URL | lain #0MXaS1o.

2009.03.11 12:15 * 編集 *

[ No:870 ]マジ半端ねぇ・・・

この回はマジ凄かったです。孤独、不安、憎しみ、恐怖、破壊、嫉妬 etc...まるで人間の内面をえぐり出すかのような内容が綴られていますね・・・。
それに絡みつくような狂気狂気狂気!!やばいです。。
「Mr,Darkness」この語が示す本当の意味にようやく気づけたような気がします。
最高に鳥肌立ちました。いい意味で。(((( ;゜Д゜)))

アップの王子の顔かっけえええ!以前よりかなりカッコよく(怖く)なってますね!
NICE PRINCE (*"▽")

URL | HIRO #-

2009.03.18 15:06 * 編集 *

[ No:876 ]>HIROさん

タイトルはBUCK-TICKの曲名から取ったんですが、当然物語としての意味もあります。
Darknessは文字通り心に闇を抱えた王子のことですねw
ムーンライトをそのまま名前に使ったんで、ダークネスもそのまま名前に使いました( ̄▽ ̄;)

URL | lain #0MXaS1o.

2009.03.18 16:56 * 編集 *

[ No:929 ]!

あの・・・こわいんですけど∑( ̄□ ̄;

夢に出そう・・夢に出る(ノд-。)


あ、「LainPoseMOD」、
今も変わらず愛用させてもらってます( ̄▽ ̄)ノ

URL | セレ #tHX44QXM

2009.04.15 19:03 * 編集 *

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