OBLIVIONプレイ日記~Darker than Darkness~

OBLIVIONのロールプレイ日記と小ネタがメインです。
BUCK-TICKを愛して止まないので作中にBUCK-TICK語録が多数出てきますが、BUCK-TICKとは何の関係もありません。

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Mr. Darkness & Mrs. Moonlight 第7話 ~14番目~ 

 

「お、王子様ですって・・・?」

 

ツインテールは軽い深呼吸を挟み、周りの状況を今一度確認する。
適度な広さの室内におよそ高級だと思われる家具一式に豪華なシャンデリアは、まるで王宮の寝室か、または貴族の豪邸を思わせる。
そして目の前に佇む"王子"と名乗るこの男。
フードこそ外しているものの、闇に溶け込むような不気味な黒いローブと陰湿な雰囲気はよく覚えていた。

「あなた、昨日の・・・!!」

唐突に起こった昨夜の事件が鮮明に蘇ってくる。

少女に近づいた男は、無言で少女の手を引き、外へ連れ出そうとした。
それを拒んだ少女は手を振り切ろうとしたが、男は強引に腕を引っ張り少女の体を自らに寄せると、手のひらで少女の口を覆った。
魔法か、または薬の効果かは分からないが、少女の意識は徐々に遠のいていき、気が付けばこの場にいた。
誘拐されたのだと気付くには時間は掛からなかった。

「・・・どういうつもり? 言っとくけど、あたしは"帝都のアイドル"って言われてるのよ。 こんなことしたらきっと大騒ぎになって、あんたなんか即ブタ箱入りよ!」

男は無表情のまま少女を見つめる。

「ムーンライト、そのような下品な言葉は感心しない。美しい君には似合わないよ」

「あたしはムーンライトじゃないってば! 昨日だってそう言ったのに強引に連れて行くなんて・・・耳腐ってんの?!」

しばらく少女をまっすぐ見つめていた男だが、やがて小さなため息を付いた。

「やはり、まだ記憶が戻っていないようだね」

「は・・・?」

「1000年前にめぐり合ったこと、愛し合いこの城へ移り住んだこと、そして・・・」

 

 

「教えてあげよう。君が今どんな名で呼ばれているのかは知らないが、君の本当の名は"ムーンライト"。1000年前、病で命を落とした女性の転生した姿だ」

 

「な・・・何言ってるの・・・?!」

"イカれてる!"。 少女は真っ先にそう思ったが、口には出さなかった。
男の表情を見る限り、それは単なるジョークや駄弁ではなく真剣そのものだったからだ。
ストーカーという言葉が少女の脳裏をよぎる。 刺激すれば何をするか分からない、少女はそれを雰囲気で感じ取っていた。

「以前の君が失われてから約100年・・・また君が生まれてきてくれて本当に嬉しいよ。 それに・・・"14番目の君"は、今までで最も美しい・・・」

「14番目・・・?」

 

「来たまえ、君のお気に入りだった物を見せてあげよう。 もしかしたら記憶が戻るかもしれない」

現状を把握しきれていない少女は今男に逆らうのは得策ではないと考え、不安は感じるものの男に付いて行く事にした。

 

 

(なんなのよ、このナル男・・・転生がどうのこうのとか、そんなの知るかっての! ストーカーに纏わり着かれるのはアイドルの宿命なのかもしれないけど・・・。 変に刺激して逆上されても困るし、隙を見てサッサと逃げ出そう!)

 

 

「そのドレスは"始まりの君"のお気に入りだ。 二人で愛を語り合う時はいつもそのドレスを纏っていた・・・」

 

 

「・・・寝てる間に乙女の服を脱がすなんて最低だわ」

「ふふふ、怒らないでくれムーンライト、別にどうこうしようとしたわけではないよ。君には俗社会の薄汚れた服などよりも、清楚で美しいそのドレスを纏っていてもらいたいんだ」

「・・・」

少女は気に食わなかった。
勝手に服を取り替えられたことも去ることながら、少女にとっては自己主張の一つであるファッションを否定され男の感性を無理やり押し付けられたのでは、人格を否定されたのと同一ではないか。
自分のことを一人の人格者ではなく、美術品か何かのように扱われているような気がした。

 

 

「こっちだ、ムーンライト。君のために作った、君だけの箱庭だ」

促されるままに扉を開ける。。。

 

「す、すごい・・・」

 

 

 

 

「おとぎの国みたい・・・」

 

 

 

 

「二人だけの世界、二人だけのエデンだ。 これから僕たちは共に永遠の時を刻む・・・。大丈夫、誰にも邪魔はされないよ」

 

「気安く触らないで!」

 

「今はまだ気付いていないかもしれない。でも、たとえ過去の記憶をを失ったとしても、ムーンライトの魂はいつでも僕を求めている。 感じるだろう? 湧き上がる感情の躍動を・・・。 拒絶の態度は愛情の裏返しに過ぎないんだよ」

 

「・・・」

 

-続く-

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テーマ: Oblivion

ジャンル: ゲーム

カテゴリ:OBLIVION ロールプレイ日記

2008.11.04 Tue. 03:47 -edit- Trackback 0 / Comment 14

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この記事に対するコメント

[ No:789 ]

王子様の性格が想像してたのより軽い人でかわいいと思いました。城すごいですね

URL | ころすけ #-

2008.11.04 21:51 * 編集 *

[ No:790 ]>ころすけさん

こんばんわ~。
王子様のキャラ付けが自分でもまだはっきりしていないので、こんな感じになってしまいました(^_^;)
シリアスな場面になればもう少し重くなるかもしれません ̄* ̄

URL | lain #0MXaS1o.

2008.11.05 04:37 * 編集 *

[ No:791 ]

城の質感とか、べらぼーにリアルですね

それにしても、王子がお茶目過ぎますw

URL | こなこな #LkZag.iM

2008.11.06 17:02 * 編集 *

[ No:792 ]>こなこなさん

あの城MODはクオリティ高いんですが、照明がかなり手抜きなんで多少そのへん手を加えてます。
でも照明って奥が深いですね ̄* ̄;

王子おちゃめですかね~
わりとイタイ人を目指して書いてますが(笑)

URL | lain #0MXaS1o.

2008.11.07 05:04 * 編集 *

[ No:793 ]14番目って何かかっけえww

更新乙です!早速読ませて頂きました!^0^
・・・って!王子ウゼえぇえぇwwww
でもやはり、病んでますね。この王子様。
会話の節々に狂気を感じずにはいられないです。
「"14番目の君"」「"始まりの君"」・・・セリフがダークすぎる!(良い意味で)
それにしても王子・・・
ツインテールちゃんの服を・・・ぬ・・ぬが・・・脱がし・・・!!!
あ・・後で密かに詳細を・・・(;´Д`)ハァハァ
じゃなくって!打首獄門でお願いします☆┗(^∇^*

「おとぎの国みたい・・・」にはやられました・・・。この物語の冒頭が一気にフラッシュバックされて普通に鳥肌立ちましたww

ちなみにPC買い換えたクセに オブリ サクサク動かない俺涙目wwww・・・orz
なんかもう、ちょっと鬱になりました・・・w
ではでは!更新また~り待っとりますぅ~ *:.・,・ヾ(*´ェ`*)ノ。・:*:.・,

URL | HIRO #-

2008.11.10 22:06 * 編集 *

[ No:794 ]

こんな王子になりたいw

URL | lucifer #aFbdCjnY

2008.11.12 19:03 * 編集 *

[ No:795 ]

どーも。久遠です。

お、王子様怖いですよー。
天然系な気もしますけど完全に犯罪者ですよ関わりを避けたい人物ですよー。
14番目発言も怖すぎ。
同情して愛が芽生えちゃうのかは分かりませんけど、羽っこさん達の動向も楽しみです。

ではでは。

URL | 久遠 #OTCdg7QM

2008.11.13 12:38 * 編集 *

[ No:797 ]

お久しぶりです。
 しばらくオブリから離れていましたが、また覗かせて頂いてもよろしいでしょうか?
lainさんは相変わらず話の進め方がうまいです。一気に読み進めてしまいましたよ。
 外の景色に感動した直後の「さぶっ!!」に思わず笑ってしまいました。本当にいいアクセントです。

 ゲーム中の書物にバレンジアというダークエルフの王女の物語がありますが、それを見ると数百年は生きているようなので、エルフ族は長寿なのでしょうね。
もちろんヒューマン族はせいぜい100年足らずなので、話的には問題ないと思います。

URL | amakuni #2/nSOiBE

2008.12.12 23:51 * 編集 *

[ No:798 ]返事遅れて申し訳ありません。

また1ヶ月も放置してしまいました^^;
いろいろと忙しくてなかなか手がつけられない状態です。
更新まで今しばらくお待ちくださいませ~。

>HIROさん
毎度毎度熱いコメントをありがとうございます!
王子の狂気は、山場になるにつれてどんどんやばくなっていく予定ですが、そこまで話をつなげるのに悪戦苦闘しています。
早くその辺を書きたいんだけどなぁ><

脱がしましたよー。そしてバッチリ見てますよ、あの人。

>luciferさん
こんな人になってはいけませんってw

>久遠さん
同情して愛が、ですか~。
ストーカーを逆に好きになるというのもなかなか面白い発想かもしれません。
どういう結果を招くかは予想できませんが;
羽っこさんたちもそろそろ出てくる予定なのでお待ちください~。

>amakuniさん
お久しぶりです!
同じく最近オブリから遠のいています^^;
話の進め方は分かりませんが、場面の切り替わるタイミングについてはこだわりを持って書いています^^
「さぶっ!!」については、見た通りなんですが、キャラ動かしてたとき、「この格好じゃどう考えても寒いだろー」と思って^^;

みなさん結構ゲーム中の書物を読んでるんですね~。
その方が深くOBの世界に入り込めると思うのですが、lainのOBの書物は機械翻訳のような意味不明な状態になっているので非常に読みにくくほとんど読んでいません;
英語はからっきしだし ̄▽ ̄;

URL | lain #0MXaS1o.

2008.12.13 15:32 * 編集 *

[ No:801 ]管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

| #

2009.01.02 00:02 * 編集 *

[ No:802 ]始めまして。!

始めまして。!
フィブランと申します。
最近オブリ始めた組です

lainさんのオブリブログを見て良い意味でのショックを受けました
「お、、面白い・・・!!なんでこんなの書けるの!?」とorz
特にあの
Laughterphobia ~笑い恐怖症~ 前後編
は本気で笑わせてもらいました。
私もあんなネタが書けるようになりたいものです。。。シクシク。
ゴブリン戦争の記事のあのクチナシさんが格好いい一面を見せた場面も「おぉ・・・」と演出とかがコっていてうらやましいかぎりです。


実は私も細々とブログを書いています。
記事を読んでいて思ったのですが
私もよくWindowsのペイントソフトで一生懸命吹きだし作って頑張って書いています。
lainはペイントソフトは何を使われているのですか?
なんだか、ものすごく上手く編集されていましたので気になりました。

またきます。失礼します!

URL | Fibu'Ran #BaKlQw4A

2009.01.18 23:42 * 編集 *

[ No:803 ]>Fibu'Ranさん

始めまして!
レスが遅くなり申し訳ありません。

うちのブログを楽しんでいただけたようで光栄に思います。
ネタに関してはその場の思いつきで書くことが多いです。
深く考えないため、意味不明で伝わりにくい部分も多々あるので、同調してくれる方は気に入ってもらえますが、そうでない方には意味不明なブログで終わってしまいます^^;

ブログ持っているんですね!
よろしければURLを教えていただきたいです。
画像のふきだしは、文章および囲いは「JTrim」で書いて、くちばしの部分はペイントで手動で書いております。(汗とかも)
非常にめんどいです・・・
JPGに変換すると色が濁ったように汚くなってしまうのが悩みどころです。
何か良い方法はないんでしょうかねTT
ふきだし作成ソフトも色々探してみたのですが、文字の色が変更できなかったり、書式が限られていたりとどうも痒いところに手が届きません。
結局手動が一番ってことになってしまうんですよね^^;

URL | lain #0MXaS1o.

2009.01.22 11:47 * 編集 *

[ No:804 ]管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

| #

2009.01.23 21:02 * 編集 *

[ No:928 ]らんらんるー

「そんなバカップルの事情なんて知るか」に同意(笑)
ツッコミが素敵ですヾ( ̄▽ ̄*)

URL | セレ #tHX44QXM

2009.04.15 18:57 * 編集 *

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