OBLIVIONプレイ日記~Darker than Darkness~

OBLIVIONのロールプレイ日記と小ネタがメインです。
BUCK-TICKを愛して止まないので作中にBUCK-TICK語録が多数出てきますが、BUCK-TICKとは何の関係もありません。

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殺シノ調ベ 第10話 「Whodunit?」 

「あなたはパーティ好きかしら?」

「いや」

「…そう; いや、そうではなくて、契約なのよ」

立ち去ろうとする私を慌てて引き止めるOcheeva。
突然何かと思ったら、契約の話か。




「貴方にはSkingradの街の、Summitmist Manorとして知られる豪邸へ行って欲しいの。そこで貴方は5人のとても不幸な客と出会うはずよ」

ターゲットは5人。
招待客全て皆殺しとは、いかにもGogronが喜びそうな仕事だが、何故私なのか。

「招待客は建物の中にゴールドの入ったチェストが隠されていると信じ、誰かがそれを見つけるまで中で鍵を掛ける事に同意したの。その上、客達はチェストの中に邸宅の鍵があると思い込み、そしてその欲望を満たされない限り、彼らは出ることを許されないわ。もちろん、ゴールドチェストなんてないわ、可愛そうなお馬鹿さん達…」

Ocheevaは不気味に顔を歪ませ、クスクスと笑った。

「今回の主催者、つまり殺人の依頼主は、招待客のそれぞれに過去に虐げられていたことがあったのよ」

つまり復讐か。
依頼主がどんなやつかは知らないが、ずいぶんと陋劣で下劣なことを考える。
ただ殺すだけでは飽き足らず、欲望に駆られた自らを呪って死ねというところか。

「ボーナスを受け取るには、全ての客を秘密裏に一人ずつ殺さなければならないわ。もし誰かに殺人の現場を見られたら、ボーナスは失われるわよ。それと…」

「?」

「その鎌は置いていきなさい。パーティにそんな物騒なものを持ち歩くのは利口とは言えないわ」

「…了解」

私はしぶしぶ首肯した。




仕込杖として優秀なのはやはり短剣の類が良いのだろうが、生憎私は武器をそれほど持っている訳ではない。
新しい武器を買おうにも、報酬で得た金は全て洋服代に使ってしまった。
手元にある短剣と言えば、Lucien Lachanceに最初に貰ったBlade of Woeに、偽装暗殺で使ったナイフ、そして契約のボーナスで頂いたsufferthornだ。

Blade of Woeと偽装暗殺で使ったナイフは、それ自体は普通のナイフとなんら変わりは無い。
Rufioのような衰弱した老人を葬るには問題ないが、普通の人間を殺すとなると、それこそLanguorwineにような強力な毒でも塗らない限りは殆ど使い物にはならない。

となると、今回はsufferthornを使う以外になさそうだ。
性能自体はたいしたこと無いが、この武器には相手の体力と筋力を奪うエンチャントが施されている。
それでもまだ心許無いが、寝ている隙を突けばそれほど難しくは無いだろう。


「パーティに出席するんですって?うらやましいなぁ」




目を輝かせて現れたのはAntoinetta。
パーティといっても、それは名ばかりの殺人劇となるのだが。
だが、Antoinettaの好奇の瞳には、どうやら別の意味があるようだ。

「いい?他の招待客に受け入れられるようにしないとダメ。彼らに気に入られるようにしなさい。信用させるのよ。彼らの血を浴びるのはそれからよ!ウフフフフ!」

まるで幼女のように無垢な笑顔で、その顔からはとても似合わぬ恐ろしいことを口走る。
だが、本来ならば同年代の人間と、恋やファッションなどの話題で適当に盛り上がる年頃だろうが、幼少の頃より過酷な状況で育ち、世間を知らぬままに唯一与えられた仕事が殺しとあってはそれも無理は無い。
彼女にとっては殺しこそが遊びのようなものなのだろう。

「と言ってもあなたは会話は苦手よね。せめて馬鹿な男共を誘い出す魅惑のダンスを教えてあげるわ。暗殺にはとっても役に立つのよ!」

そう言うと、私の回答を待たずして手を取り、早くもその魅惑のダンスとやらの仕込みに入ろうとする。
慌てて手を引け、私は身を縮めた。

「え、、、遠慮しておく」

「そう、残念ね。それじゃ次の機会にね!」

「・・・;」

恐ろしい子だ…。
今後はあまり近付かない方が良いかも知れない…。











どうにも解せないことがある。

今回の依頼、"誰にも気付かれないように全員を殺す"ということだが…
全員殺すならば、その中の誰に気付かれようが気付かれまいが関係ないのではないか。
彼らは逃げ出そうにも入り口の鍵が掛かっていて逃げ出せないはずだ。
まぁ、気付かれて暴れられるよりは殺しやすいのは確かだから、一概に無意味と言うわけでもないが。




詮索するだけ無駄か。
とにかく私は契約通りに遂行するのみだ。

"Dark Brotherhoodは全てお見通し"、Lucien Lachanceの言葉だ。

仮に失敗して偽りの報告をしたとしても意味は無いだろう。
彼らには全て分かっているのだから。




「角と羽の生えた女か…知らせの通りだ。どうやら最後の招待客が来たようだな」




「他の奴等にも言った事を繰り返すが、お前が中に入ったら俺はドアに鍵を掛ける。全てが終わるまでは出られない」

私が無言で頷くと、男はさらに話を続けた。

「そして誰にも言ってない事を言おう。お前と俺、二人の母は同じだ」

この男もDark Brotherhoodの一員か。
一度も見たことがない顔だが、恐らく他の聖域のメンバーなのだろう。

「これは母からのプレゼントだ、持っていけ」

言い終わると男は鍵を乱暴に放り投げてきた。
それを中空で受け取める。
この家の鍵だ、事が済んだらこれで立ち去れということだろう。

「中へ入りな、パーティーの始まりだ」

男はその汚い顔をさらに歪ませ、にやりと口笑う。
これから始まる惨劇を待ちわびるかのように。





「六人目のお客がついに到着ね! 待ちくたびれちゃったわよ! どれだけ待ったか分かって? とても長く感じたわ!」




入って早々、やかましい声で出迎えてくれたのは初老の女性。

「誰がここに招待したかは知らないけど、少なくとも私達を知ってるはずよね? どのみち、ここで一緒に長居するんだし、それなら仲良くしましょうよ」

そう言うと彼女は手を差し伸べてきた。
握手を求めているようだが、私が微動だにせずにいると、しばらくの沈黙の後彼女は諦めて手を戻した。

「ま、まあいいわ。とにかくこれで全員揃ったんだし、捜索を始めてもいいんじゃないかしら」

老女はすでに来ていた客たちに目を配らせる。

「そうか、やっと姿を現したのかい。待ちくたびれちゃったよ。僕くらいの人間になると待つことには慣れてないんだ」

気だるそうに言い放ったのは黒いゴージャスなコートに身を包んだ、明らかに上流階級の出であろう若い男。




「僕はPrimo Antonius。帝王の家系たる王者の名前だよ。実際僕の父は東の帝国より多くの資産を持っているんだ」

得意げに鼻を鳴らす。

「それで、ゴールドのチェストを探す用意はいいの? 僕には見つける自信があるよ。もちろん、お金なんて必要ないんだけどね。僕の家系はとても裕福なのさ」

「・・・」

絵に描いたようなエリート思想の人間だな。
ここに来たのは金のためではなく、ただゲームを楽しむためだと。

それに続いてそれぞれが自己紹介を始める。




「こんにちは、私はDovesi。お会いできてとても嬉しいわ。貴方がここにいるわけだから、あのゴールドのチェストの、本当の捜索が始めらるわね」




「おお、そうか、6人目のゲストだな。私はNeville。知り合いになれて嬉しいよ」




「こりゃどうも。俺はNelsってもんだ。俺をやんちゃ親父って呼ぶ奴もいるが、本気にすんじゃねぇぞ!ハハハハハ!」




「私はMatilde Petit。これはBretonの名前よ。PetitsとはHigh Rockにある最古の最も尊敬を受ける貴族の一つであると教えておくわ」




思い思いに室内を探し回る面々。
時には雑談も交えながら、頭の中はこの家のどこかにある宝でいっぱいなのだろう。
我先にゴールドを手に入れんと目をギラギラさせている。
実際にそんなものはないと分かっている私は、敢えて探す演技をする気にもなれない。




椅子に座りしばし時を待つ。

屋敷の構造を確かめてみたが、さすがパーティー会場に選ばれるだけあって、かなりの豪邸だ。
このエントランスだけでも大した広さだが、上階は3階までありその上地下室まである。

しかし、彼らが部屋中をくまなく探したとしても、5人も入れば全て捜索し終えるにはそれほど時間は掛からないだろう。
どこにもゴールドの入ったチェストが見つからないとなると、そのうち痺れを切らして暴れだすものも出てくるかもしれない。

そうなると非常に面倒なことになる、殺すならあまり時間は掛けないほうがいいだろう。

今夜、そう、彼らが寝静まったときがその時だ。



『チェストが何処にあるか検討がついたわ。これでゴールドを手に入れたも同然よ!』



『それにしても、お金なんかで人が一堂に集まるなんておかしいと思わないかい?』



『数年前俺はたらふくミードを飲んでた、すると酒場のねぇちゃんが…いやどうでもいいや、俺のことはNelsと呼んでくれ。もしゴールドを見つけたら、俺は酒場を開くつもりなのさ。名前は「The Hoary Boar」! ガキの頃からの夢だったんだよ』



『これってとってもヘンテコな話じゃない? なんで私がここに招待されたか知らないけど、ゴールドは間違いなく私の家族の助けになるはずだわ。見つけられたら本当にいいのに』



『私はRedguardだ、とはいえ実際私は一度もHammerfellに言った事がないんだがな。私はこのCyrodiilで生まれたんだ。私の家系は三代に渡り軍に所属していたのだよ』





それぞれがぞれぞれの思いの元にこの場に至ったのだろうが、残念ながら彼らがゴールドを手にすることはない。

だが、私が変わりに与えてやる。



終焉での喜びを。









深夜2時を回った。

現在眠りについているものは4名。
女二人と貴族の小僧に元軍人のNeville。

一人酔っ払いが起きているが、彼が一人残ったところでどうにでもなる。
実行するならまさに今が好機だ。




隠し持っていたsufferthornを腰に下げ3階の寝室へと向かう。
静かな室内にキシキシと階段の軋む音が響いた。




まずはこの男。
元軍人で戦闘経験豊富な彼がいなくなれば、たとえ暗殺がばれたとしても抵抗できる者はいなくなる。




何も知らずに見る夢はゴールドの山に埋もれる姿か。




激しく血飛沫を上げながら、ベッドから転がり落ちる男。
いくら軍人といえど、寝込みを襲われてはひとたまりもなかったようだな。

続いて、向かいの部屋で眠っている女二人の下へ行く。
静かに幕を下ろした惨劇に気付く術もなく、小さな吐息を立てている。

甲高い悲鳴を上げられては適わない。
喉元を切り裂き、確実に息の根を止めた。




最後は貴族の坊や。
能書きの続きはあの世で好きなだけするがいい。




皆悲鳴を上げる間も無く、決して覚める事のない眠りへと落ちていった。


残るは酔っ払いのNelsただ一人。






2階へ降りると、ついさっきまでテーブルの端で酒を飲んでいたNelsの姿が見えない。
1階も同様、となると残るは地下室だけだが、何故そんなところに?






地下へ降りると、そこには確かにNelsの姿があった。
だが様子がおかしい。
常にヘラヘラと締りのない笑顔を撒き散らしていた男が、何やら真剣な表情。
まさかとは思うが、死体を見られたか。

「ここには俺とあんたしかいない。で、俺は殺し屋じゃない。ってことは…」

やはりそうか。
殺しは目撃されてはいないようだが、上の4人を襲っているいずれかのタイミングで、おそらくこの男は寝室に上がってきたのだろう。
そこで死体を発見し、地下に逃げ込んだか…。

「何が目的なんだ?酒を探しているんだったら、俺に聞いても無駄だぜ。ここにあるのは全部俺の物だ。へへへへへ…」

この男、抵抗する気はないようだ。
すでに諦めが付いたか、あるいは恐怖でいかれたか、地下室の酒樽を前にニヤニヤと笑っている。

多少酔いも入ってるのかもしれないが、女子供のようにヒステリックに陥らず得てして冷静なのは見上げたものだ。
この地下の酒蔵を自らの死に場所に選んだか。
確かに、お前にはこの上なく相応しい場所のようだ。






私は静かに男に近づいた。

逃げる気はないようだ。
ただうつろな瞳で私を見つめている。

私は腰に携えたナイフを抜き、呟く。

「忘れ去れ、過去の悲喜交々」


男は両手を広げ不適に笑うと、ゆっくりと深く瞼を閉じた。













「良くやったわ!5人の招待客を始末しただけでなく、恐怖と絶望の使者として上手く振舞いましたね。報酬とボーナスはあなたの物よ、Assassin」

聖域に戻りOchaavaに報告を済ませる。

恐怖と絶望の使者…
今回の任務の目的がそれだとすれば、完全に成功したとは言えない。
彼らは自らの死に気付くこともなく静かに死んでいったのだから。
最後に殺したNelsも例外ではない。
少なくとも彼は死期を予感し、それを受け入れていた。
たとえそれが酒の力だとしてもだ。

それに、私はそんな死神の物まねのような事がしたいわけではない。
ここの連中のように殺しが楽しくて仕方がないわけでもない。

でも…




私自身も気付いている。

この仕事に徐々に染まってきている事、そして不本意にも"家族"に心を開いてきている事を。











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テーマ: Oblivion

ジャンル: ゲーム

カテゴリ:OBLIVION プレイ日記

2007.07.14 Sat. 04:38 -edit- Trackback 0 / Comment 2

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この記事に対するコメント

[ No:10 ]

暗殺ギルドのクエストはいろいろあるけれど、このクエストは特に強烈な印象与えてくれたなあって、小説読んで思い出しました。

ギルドクエストは暗殺ギルドのが一番面白かったな~^^

URL | Peno #wVPWx2mE

2007.07.15 14:03 * 編集 *

[ No:11 ]

>Penoさん
こんにちわ!
このクエストは会話は多いけど動きがないんでどうやって書こうかかなり迷いました^^;
で、結局ハショりまくってこんな感じに;
仲間割れとかも一切なく終わってしまいましたw

暗殺クエが一番面白いんですね~
実は今回が初プレイなので、この先どうなるか楽しみです^^

URL | lain #mQop/nM.

2007.07.15 16:58 * 編集 *

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