イラッシャイマセ
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ちょっとリアルで問題がありまして、時間的というより精神的な理由で全く執筆を進めていない状態です(>_<)とりあえず問題は解決しそうなので、これからがんばってきます!更新を待ってくれている皆様、遅れてしまって申し訳ありませんT-T
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lain@OBLIVIONプレイ日記〜Darker than Darkness〜管理人

Author:lain@OBLIVIONプレイ日記〜Darker than Darkness〜管理人
4月ごろにOblivion購入。不慣れな洋ゲーの雰囲気に馴染めずそっこうで売ろうとするも、MODの使い方を知り踏み留まる。その後色々なMODの存在を知りOBLIVONの世界にハマりまくって現在に至る。
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    OBLIVION プレイ日記 「殺シノ調ベ」
    殺シノ調ベ 第9話 「Bad Medicine」
    「誰にも見られちゃいけねぇなんてどういうことだ?何が楽しいんだよ?」




    私とOcheevaの会話に割り込んできたのは、たまたま近くを通りかかったOrcのGogron gro-Bolmogだ。
    鼻息を荒くし、Ocheevaに詰め寄る。

    そんなGogronの言葉に溜息一つ、Ocheevaは手に持っていた本を閉じ、Gogronに向き返った

    「だからあなたにはこの仕事を回さなかったのです。そのような様子ではいつまでたってもボーナスを受け取れませんよ」

    「ボーナスなんて知ったことか、なぁ!堂々と中に入って、奴を刺し殺しちまえ!」

    「彼女に余計なことを言わないで頂戴。これは彼女の仕事であって貴方の仕事ではないのよ」

    「そんなコソコソしたやり方で殺したってちっとも楽しくねぇだろう!」

    「これは遊びではなく仕事なのです!契約内容こそが全てに優先します」

    発展性のない会話は続く。
    二人は、間に私がいることを完全に忘れているのではないか。
    Gogronが我鳴るたびに飛び散る唾が、先ほどから頭に掛かってくるのだが…。

    …もうこの場から退散してもしていいだろうか。



    言い争いの現場から逃れるように静かな場所へと移動し、ほっと一息付く。
    忘れないうちに、先ほど請けた契約の内容をまとめてみよう。

    獰猛な将軍として知られるRoderickとその忠実なる傭兵部隊が、Sutchと呼ばれる砦に住んでいる。
    その将軍は最近病気にかかり、今では意識もなく日々投与される強力な薬で生き長らえているらしい。

    今回のターゲットはそのRoderick将軍だ。

    契約者はRoderick将軍が病死に見える事を望んでおり、ただ殺すのではなく、こちらが用意した毒薬をRoderick将軍の薬と置き換える必要がある。

    当然その間に誰かに見つかったり、他の者を殺すようなことがあってはならない。
    あくまで自然死に見せかける必要がある。

    Sutch砦では当然傭兵達が警備に当たっているだろうし、誰にも見つからずに将軍の下へ行くとなると、非常に慎重を要する仕事となる。

    Gogronのような輩にはまず耐えられそうにない仕事だ。




    「よう、Fort Sutchに行くんだってな」




    通り際、いつもの定位置から声を掛けてきたのはTeinaavaだ。
    例によって本を読んでいる。
    この双子のトカゲは揃って本当に読書が好きらしい。

    「何か情報があるのか」

    Teinaavaの元へと歩み寄り、問いかける。

    「ああ、その場所には詳しいぜ」

    「・・・」

    何故、と聞こうと思ったが、任務に関係ないことを敢えて聞き質す必要もないだろうと思い、言い留まる。
    だが、彼が一息置いたのは私に質問する間を与えるためではないかと考える。
    ならばここは一言挟んだ方がいいのだろうか。
    彼は反応を待っているようにも見えるが、しかしこの一瞬で聞き返すタイミングを失ってしまい、今から聞くのも非常に不自然のような気がする。

    と、そんなこと考えているうちに、私からの反応は無しと判断したTeinaavaは話を先に進めた。
    …コミュニケーションとは難しい。

    「Anvilから北の山の奥深くにそれは佇んでいる。まさに自然の要塞だが、弱点がある」

    「弱点とは」

    「Fort Sutchの遺跡からそう遠くない所に塔の遺跡がある。その塔は元々Fort Sutch Abbeyの一部だったんだ。その二つの塔は表面上では別個に存在している。だが地下では、今では水に漬かっているトンネルにより繋がっているんだ。そう、そこは湿っていて暗い…だが間違いなく無防備だ」

    「…なるほど」

    水に濡れるのは好ましくないが、安全策をとるにはその方がいいだろう。
    この場合は当然礼を言うべきだろうが、普段私はなんと言っていただろうか。
    あまり意識せず自然に会話が終わっていたため良く覚えていない。
    かといって無言で去るのも気まずい。

    去り際、私は彼の方を振り返り一言こう告げた。

    「ありがとう」

    彼は目を丸くして私を見つめている。
    …何かおかしなこと言っただろうか?

    すると、突然声を荒げて笑い出した。

    「はっはっは!どうしたんだ突然、お前らしくないな!」

    「・・・;」

    …何故笑う。
    私は妙に顔が熱くなるのを感じた。
    やはり余計なこと言わなければ良かった…。

    紅潮している様を悟られぬよう、足早にその場を去った。






    翌朝、私は聖域を発った。

    Fort Sutchの場所はAnvilの北だったか。
    聖域のあるCyrodiil最東端の街Cheydinhalから、Cyrodiilの最西端の街Anvilへ移動とは骨が折れる。








    あれだな。

    またずいぶんと辺鄙な所にあるものだ。
    外装はほとんど崩れていて、壁の役割を果たしていない。
    中に人がいるとは皆目見当も付かないが、病気の将軍を匿う為にあえてこのような場所を選んだのだろうか。

    Teinaavaの話では近くに地下のトンネルへと下る入り口があるはずだ。
    高台に上り周辺を見回して見ると、特に苦労もなくそれらしき跳上げ戸を見つけた。
    ここに間違いなさそうだ。






    暗いな、ほとんど先が見えない。
    だが、いつ見張りが来るかもしれないのに松明を灯すわけにもいかない。

    少し先へ進むと、僅かに水没している地点に付いた。
    だが、水位はそれほどでもなく、靴を脱げば濡れるのは太腿までで、全身ずぶ濡れは避けられそうだ。
    良かった。









    水場を抜け、螺旋状の坂を上りきると、内部の壁がそれまでの洞窟のようなゴツゴツとした壁から、明らかに整えられたものに変化しているのが分かった。
    どうやら地下のトンネルから砦の内部へと侵入できたようだ。





    だが、奥へ通じる格子扉には鍵が掛かっておりこれ以上進むことが出来ない。
    ロックピックで開けられるような簡易な鍵ではなく、恐らく専用の鍵が無ければ開けることは出来ないだろう。

    仕方なく先ほどのトンネルへと戻り、まだ通っていない道を進んでみる。
    すると、奥から男女の話し声が聞こえてくるのが分かった。

    暗くてよく見えないが、見張りの傭兵であることは間違いない。
    見つからない程度に近付き、物陰で様子を伺ってみる。




    「ちょっと分かんないんだけどよ。Roderickはあの薬で持ち堪えるのか、それとも単に死期を引き延ばしてるだけなのか?あんな高熱でどうして長いこと生き延びてるんだ?」

    「Roderick様の高熱は収まったわ、あんたの舌と違ってね!よくそんなこと言えるわ、ボスは私たちによくしてくれたでしょ?あんたにも?ちょっとは信心深くなりなさい」

    「信仰かよ?Roderickが助かるようにDivinesのお慈悲にすがれってことかい?そんな馬鹿なことボスでさえ笑い飛ばすぜ!」

    「じゃぁどうするって言うの?他に何が出来るよ?あの薬でRoderick様は保ってる。今は、そう思うしかないじゃない」

    「分かってるよ、Neesha。無礼なこと言うつもりじゃなかったさ。ただ…こんな風に待ち続けるのが嫌なんだ、ボスが苦しんでるとこを見るのがよ!」

    「みんなそ思ってるわ、友よ。怖がらないで。私はあの薬でRoderick様が持ち直すと信じてる。時間がかかるでしょうけど」

    神への信仰か…。
    そのようなもので救われるとは到底思えないが、だが強ち無駄では無かったようだ。

    今の話を聞く限り、依頼者は内部の人間ではないだろうか。
    回復の見込みの無いまま苦しみ続け、ただ薬に生かされているだけの将軍を楽にしてやるために。

    だが祈りを捧げたのは、DivinesにではなくShitisであり、その祈りはNight Motherによって聞き届けられた。

    見てみぬ振りのDivinesよりは、確かに合理的ではあるだろう。
    齎すのが例え死だとしても。

    「じゃぁ信仰はちょっくらそっちの方に置いといてさ、オレ達の腕っ節の出番だろ。薬の入ってるキャビネットを見張っとくよ。万一に備えてな」

    「私はRoderick様の側で看病を続けるわ。ボスの復帰は時間の問題ね。そう感じるの」

    まずい、話を終えた彼らがこちらへやってくる。
    急いで来た道を戻り、先ほどの鍵の掛かった扉のある通路へと引き返した。

    彼らはRoderickの居る場所まで行くようだ。
    となると、恐らくこの目の前の扉を開け中に入っていくはずだ。
    契約上彼らを殺して鍵を奪うようなことは出来ないとなると、彼らが鍵を開けた隙に侵入するしかないだろう。

    私は通路の一番奥の窪みに身を隠し、彼らが来るのを待った。






    無事やり過ごせたようだ。
    彼らは格子扉の鍵を開け、奥へと消えていった。

    この奥には間違いなくRoderick将軍がいるはずだ。
    彼らを追うように中へ入っていく。
    すると、高台になった場所に、砦の内装とは似つかわしくない豪勢なベッドに寝かされた男が見えた。
    あれに間違いないだろう、Roderick将軍だ。
    だが、先ほどの女がしっかりと見張りに付いている。





    男は薬箱を見張ると言っていたな…。

    これは思った以上に神経を使う仕事のようだ。
    見張りの数は少ないとはいえ、目的の場所をしっかりマークされていては近付くのも難しい。
    透明化で近付いても、薬箱を開けた瞬間に解除されてしまう。

    とにかく、付近の様子を探らなくては。
    高台の見張りに見つからぬよう、彼らの足元の通路へと入る。




    通路を道なりに進むと、先ほど見かけた高台のフロアへと辿り着くことが出来た。
    正面には薬のキャビネットと思われる物がある。

    しかし、当然そこには見張りの男。
    迂闊には近づけない。




    だが、フロアへと繋がる通路はいくつかあり、それなりに入り組んでいる。
    見張りは薬のキャビネットに張り付いているわけではなく、通路やフロア内をウロウロしている。

    死角は十分にありそうだな。

    彼がフロアから脇の通路へと移動した隙に、音を立てないように一気に薬のキャビネットへ進む。




    キャビネットに到着すると、間を置かずRoderickの薬と毒薬を摩り替えた。
    途中見張りの男の話し声が聞こえかなり驚いたが、見つかってはいないようだ。
    他に見張りがいたのか、それとも独り言か…。

    帰りは安全を期してMoon Shadowの力で透明化する。
    あとは悠々と砦を出て終いだ。




    将軍、あと僅かでお前はこの苦痛から開放される。

    上官想いの部下に感謝するんだな。









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    OBLIVION プレイ日記 「殺シノ調ベ」 | 2007/07/10(火) 21:12 | コメント:(2)
    初めまして。
    lainさんの暗殺ギルドの小説はダークさが出ていて少し怖いですがそこがいい感じですね。
    キャラクタも暗殺者ぽい容姿と衣装でとてもグッ!です。
    これからの展開、楽しみにしています^^
    2007/07/13 金 00:02:25 | URL | Peno #wVPWx2mE編集
    >Penoさん
    はじめまして、ご訪問ありがとうございますm(__)m
    OBの日記はネタ系が多いようなので、敢えてダークに行ってみましたw
    OBは自由度が高いのももちろんですが、あのダークな雰囲気も特徴だと思うので、その雰囲気を引き出せればと思ってます。
    コメントありがとうございました^^
    2007/07/13 金 00:42:17 | URL | lain #mQop/nM.編集
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