OBLIVIONプレイ日記~Darker than Darkness~

OBLIVIONのロールプレイ日記と小ネタがメインです。
BUCK-TICKを愛して止まないので作中にBUCK-TICK語録が多数出てきますが、BUCK-TICKとは何の関係もありません。

ここに該当する記事はありません。

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The Day of Retribution 第9話 ~戯言~ 

 

 

「ぐ・・・」

 

「・・・分からんな」

 

「これほどまでに実力の差を見せ付けられても尚、立ち上がる理由はなんだ。
お前も馬鹿ではあるまい。 論理的に結果を導き出さないまでも、感覚として理解できるはずだ」

 

「先ほど言ったとおり、おれはただお前を救いたい。 それだけだ」

 

「ここでおれが負けてしまえば、お前を止める者はいなくなる。
もしお前がこのまま予言を実行してしまえば、もう後戻りは出来ん。 破壊者として堕落するだけだ」

 

「堕落ではなく向上だ。 人としての復讐が完了し、そこから先は神として歩み始める」

 

「いや、残念ながらお前は人間で神ではない。
お前はただ神への高みを口実に、己の我侭を通しているに過ぎないのだ。
おれ自身が例えどんなに傷つこうとも、堕ち行くお前を見過ごす事などできん」

 

「友として・・・!」

 

「友・・・だと?」

 

「・・・くだらん! 俺はずっと一人だ、今までもこれからもな。
お前に声を掛けたのは単なる気紛れであり、友などという戯言の為ではない」

 

「だがその気紛れこそがお前の本心。 それは決して計算で答えが出るものではない、無意識の感情だ」

 

「おれに声を掛けたのは、お前自身の行動を誰かに止めてもらいたかったからだ。
お前は孤独に生きてきたが故に、誰かに己の存在を認識してもらいたかった。
そうすることで己の存在を確かめたかったのだ」

 

「黙れ・・・、それこそお前の独り善がりな妄想に過ぎん。
それに、もしお前が俺の友だと自称するならば・・・、何故あの時、お前は俺の元へ来てくれなかったのだ」

 

 

 

 

 

-友達が欲しい たった一人だけ-

 

-雨が大好きで 夜が大好きな-

 

 

 

 

 

「俺は暗い地下室でただ待っていた。 いずれ誰かが手を差し伸べてくれることを信じてな。
しかし、現れたのは大人たちの悪意に満ちた表情。
お前が友だというのならば、何故あの時手を差し伸べてくれなかった・・・!」

 

「それに、俺は覚えているぞ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今となっては言い訳にしかならないが、知らなかったのだ・・・。
お前が閉じ込められている事などは、誰一人として口外する者はいなかった。
ある時から突然姿を消したお前が気になってはいたが、子供だったおれたちには真実は覆い隠されていた」

 

「あの頃はおれも弱かった。 大人たちの非道を正すための力は無く、また逆らうだけの意思も無かった。
だが今は違う。 おれは成長し、あらゆる非道や悪意に立ち向かえるだけの力と意思を得た。
だからこそおれは、大人たちの悪意によって道を踏み外そうとしているお前を放っておくことは出来ん・・・!」

 

「・・・お前の言い分は分かった、だがもう遅い。 俺が友達を欲していたのは遠い昔の話だ。
あれから月日は流れ、俺もお前同様に力を手に入れた。
非道や悪意を根底から消し去るだけの力をな・・・!」

 

「いや、間違いなくお前は今でも友を求めている。 おれに声を掛けたのが何よりの証拠だ。
今からでも遅くはない、村人たちの非道は許せぬものだが、お前まで悪意に染まる必要はない」

「黙るんだ・・・。 これ以上くらだん馴れ合いを続けるつもりなら、お前を始末するだけだ」

「いや、お前には出来ない。
なぜならお前は今、復讐を完遂せん為に無理やり自らの意思を押さえ込みおれを拒絶している。
だが本当のお前はおれを、いや、友を求めているはずだ。 心底な」

「・・・黙れ」

 

「今からでもやり直せる。 おれと共に来い、我が友よ」

 

「黙れ・・・!!」

 

 

「戯言はお終いだ・・・」

 

「今のお前の状態から鑑みて、お前は次の一撃で確実に死ぬ。 俺の計算に狂いは無い」

 

「・・・!!」

 

「残念だがワタリテツヤよ、お前は神の代行人たる俺の第一の犠牲者となってもらう」

 

「人の心に無暗に触れた・・・お前の報いだ・・・!!」

 

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2009.10.27 Tue. 01:04 -edit- Trackback 0 / Comment 2

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The Day of Retribution 第8話 ~根拠~ 

「ハッ!」

気合の声を上げて猛然と突進し、右手に構えた漆黒の剣を斜めに振り下ろす。

 

「!!」

男は軽々しく飛び上がり攻撃を回避すると、そのままクチナシの頭上を超え背後へ着地する。

振り向きざま、さらに攻撃を加えるクチナシ。

 

だが、男はその剣撃を見据える事も無くひざを曲げ身を屈めると、この一撃を難なくかわす。

 

「今の攻撃は本気ではないな。 様子見のつもりか、それとも情けをかけているつもりか?
だが安心しろ、例え本気で掛かってきたところで、俺に攻撃が当たる事は無い」

「随分と余裕だな・・・。 それほどまでに己の実力に自信があるのか」

 

「自信? 違うな。 根拠のある事実だ」

 

「どのような根拠かは知らんが、遠慮は無用のようだな・・・。 では次は本気で行くぞ・・・!」

 

さらに攻撃に転じるクチナシ。
だが、まるで全ての攻撃を見透かされているかのようにかわされ、虚空を斬る音だけが響く。
それは同極の磁石が向かい合い反発しているかのごとく、当たる気配がまるで無かった。

(攻撃が・・・読まれている?!) 

これ以上の追撃は無意味と判断し、クチナシはいったん攻撃の手を緩め距離を置いた。

 

(・・・妙だ。
戦闘用の装備に身を包んだおれと軽装の奴では、ある程度スピードに差が出てしまうのは承知しているが、動きを先読みしたとて、これほどまでに完璧に回避される事があるのだろうか。

いや、例え攻撃をかわされるにしても、かわされる実感があるものだ。
だが奴の場合はまるで手ごたえが無い。

例えるなら、木の葉。
木から舞い落ちる一枚の木の葉でも相手にしているかのように、攻撃が当たらない・・・!)

 

「確かに今のは本気だったようだな。
そして本気の攻撃をいとも簡単にかわされたことで、お前自身も実力の差に気付き始めた」

 

「ああ・・・少々侮っていたようだ。 その驚くべき読みの能力、お前を捕らえるのは容易ではなさそうだ」

 

「読みか・・・。 相手の行動パターンや心理、そして特徴から動きを先読みする事は戦闘において重要な要素。 だがそれはあくまで動きを推測しているに過ぎず、不確定要素が多い。
だが世界には、あらゆる行動パターンを分析し、次の動きを的確に弾き出す驚くべき学問が存在する」

 

「それは他ならぬ、数学だ」

 

「数学だと・・・? つまりお前はおれの動きを計算して先読みしていると・・・?」

「動きを読んでいるというより、"知っている"と言った方が正しい。
お前の性格、表情、息遣い、体温、攻撃の角度や移動速度、使用武器の種類や大きさ、重量などのあらゆる外面的・内面的特徴、そして天候や地形が及ぼす様々な環境的影響に至るまで、全てを加味した上で一瞬で次の行動を計算し正確な数値を弾き出す。
いかにお前が剣の腕に自信があろうとも、俺には次の動きが分かっている。 避ける事など造作も無い事だ」

「バカな・・・! 攻撃の瞬間に全てを読み取りそれを正確に計算するなど、もはや人間業ではない・・・!」

「そう、不可能だ、凡人ならな。 だが俺の超頭脳は無限大。 言っただろう、俺は最も神に近い男だと」

 

「唯一俺に攻撃を当てる方法があるとすれば、速度。
お前の行動を見透かしているとはいえ、それを上回る速度で行動すれば俺に攻撃を当てる事も可能だ。

だが今の攻撃を見る限り、お前は俺に攻撃を当てるほどの速度は持ち合わせていない。
故に、お前が俺に勝つことはあり得ない」

 

「・・・」

(信じられん話ではあるが・・・。
だが奴の驚異的な回避能力を見る限り、もはや事実と捉えるしかないだろう)

 

(アカシックレコードへのアクセスなど単なる狂言に過ぎないと思っていたが・・・、すでに人間離れした能力を有した奴なら実現しかねん)

 

「それともう一つ、お前が俺に勝つことの出来ない絶対的な要素がある」

「?!」

 

 

 

「ぐあ!!」

男が手のひらを見せたかと思うと、その瞬間クチナシは突如訪れた衝撃で吹き飛ばされた。

 

「い、今のは・・・!!」

 

「サイコキネシス。 俺は念動力によって意思を持たない物体を自在に操る事が出来る。
それが空気のような形を持たない気体であれば、刹那にも満たない微量な時間で移動させることが可能だ」

 

「空気を瞬時に移動させると、一瞬だがその空間は真空状態となる。
同時に周りの空気が一気にその空間へ押し寄せることで爆発的な衝撃エネルギーが発生する。
残念ながら複雑な物体は、マジカに頼ったサイコキネシスと同等の事しか出来ないが・・・」

 

「いずれは必ず習得してみせる。
そうなれば、お前の身体を障害物に重ねて四散させるような芸当も、容易く行えるだろう」

「・・・」

薄笑みを浮かべて語る男に、クチナシは身震いした。

現時点では物体の瞬間移動が出来ないとしても、もしその技をを習得してしまえば、それこそ相手がどのような猛者でも、例えOBLIVIONの魔王であろうとも一瞬にして身体を粉々にする事が出来る。

そしてこの男は、己の言葉通りいずれその技も習得するであろう事を予感させるだけの力を持っている。
何より、すでにそれに限りなく近い能力を会得している事を思い出した。

 

「・・・なるほどな。 以前お前はテレポートをした際に”危険な技”だと言っていたが・・・そういう理由か」

「その通り。 唯一瞬間移動可能な物体は俺自身の身体。
だが安全に移動するには、移動先の空間と俺自身を入れ替える必要があり、僅かでも計算を誤ると直接体に衝撃を受ける事になる。
それこそ、移動先に障害物でもあろうものならまず生きてはいられないだろう。

故に自らが瞬間移動する場合は、目算のため目に見える位置でなければならい上に、多大な精神力と集中力、そして疲労を要する」

 

「だが、攻撃手段として捉えた場合は違う」

 

「衝撃を起こすだけなら、行き先の状況を考えることなく相手の目の前の空気を僅かに移動させるだけでいい。
それだけで極度の精神力を必要ともせず、相手を吹き飛ばすだけの衝撃を発生させる事が出来る。

同時に、遠距離攻撃ではあるものの、マジカを利用した魔法攻撃や弓矢のように、相手に到達するまでの時差が存在しないため回避は不可能。 マジカの枯渇や矢切れを起こす事も無い。

つまり、近接以外に攻撃手段を持たないお前には、俺に近づく事すら不可能。
仮に近付いたとしても、お前の動きは計算によって正確に導き出せる上、攻撃を避けるに足る速度も持ち合わせている。 よって俺が攻撃を食らう事は無い」

 

「故に、お前は俺に勝つことは出来ない。 実に単純明快で分かりやすい根拠だ」

 

「・・・」

 

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2009.10.16 Fri. 00:36 -edit- Trackback 0 / Comment 4

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The Day of Retribution 第7話 ~対峙~ 

帰郷、といえば聞こえは良いかもしれない。
しかし、13年ぶりに辿る帰路を歩む男の表情は曇っていた。

旧友の待つ場所、村の位置は10年以上の時を経ても、はっきりと記憶に残っている。

無意識に刷り込まれた、故郷に対する”負”の感情。
村の一員として認めてもらえなかった幼き日の記憶。
戒めのマスクは、己が村の一員として認められたとき、そして村人が過ちに気付いたときまで外す事はないと自ら決めていた。
そして己が帰郷を果たすのは、気持ちに整理をつけ、どんな理不尽や悪意にも屈しないだけの強さを身に付けてからだと。

だが、いずれ村へは戻ると漠然と決めていたものの、月日が流れるにつれそのタイミングを失い、結局は先延ばしとなっていた。
まさかこのような形で不本意にも帰郷を果たす事になろうとは、夢にも思っていなかった。

 

男の心境を映し出すかのように、空は酷く淀んでいる。
その空気が足かせのように絡まり、男の足取りを鈍らせる。
しかし男は歩みを止めるわけには行かなかった。

 

やがて村の姿が視界に入る。

懐かしい。
それが最初に感じた正直な感想だった。

山奥にある、何の変哲も無い小さな村。
村人は自給自足で生活し、自然を愛し自然と共に暮らす、これといった争いも無く至って平和な村。
だが文明の行き届かない土地からか、神や精霊といった普遍的観念に対する信仰心が強く、そして神の言葉を代弁するとされる預言者の声は絶対であった。

神の言葉は全てに優先し、そして逆らう事を恐れた臆病な村人たちは、ある過ちを犯す事になる。
その過ちによって、村は平和な村は消え去ろうとしていた。

全ては神の予言によって。

 

村の前には一人の男の姿。
神妙な面持ちで考えにふけるように、岩の前に鎮座している。

男の目的は、復讐。
己の能力を恐れ、予言という大義名分の下に虐待し追放した村人に対する報復であり、神の代行人としての最初の仕事。
そして予言によって狂わされた人生を肯定するための、予言の実行。

予言が生み出した害悪の意思により、予言が現実となろうとしていた。

 

 

 

 

 

 

「約束どおりやってきたぞ、イトウマスオよ」

 

「・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よく来たなワタリテツヤ。
俺の要請に対する受動的な結果として現状を説明するなら、
お前がこの場に姿を現したのは、俺と共に村を滅ぼすことに同意したということになる」

 

「だが、その顔は迷いを孕んでいるようだ。
手を貸す事に同意したとはいえ、やはり故郷を滅ぼす事に抵抗があるのか。
それとも俺の行動自体に意義があるのか」

 

「おれがこの場に現れたのは受動的ではなく、あくまで己の意思だ。
そしてその意思は、お前に賛同する事ではない。 お前の馬鹿げた行動を止めることだ」

 

「なるほど・・・。
お前が情け深い人間である事は、この前会話を交わしたときから読み取っていたが、実に予想外だ。
何故か? それは、俺自身が説得ではどうにもならないことをあの時の会話で知らしめたつもりだ。
最も、"クチナシ"のお前と言えど、それを読み取る程度のコミュニケーション能力を持っていると仮定しての話だが。

となると俺を止めるには力を行使する意外に方法は無い。
だが、これまでお前が人間を殺した事があるのかどうかは不明だが、情け深いお前が旧友である俺に剣を向ける事が出来るとは思えない。
仮にそうなったとしても、能力的には凡人とさして変わらんお前がこの俺に勝てる見込みはゼロに等しく、
お前自身もその事は分かっているものだと考えていたからだ」

 

「・・・」

 

「では予想外の行動を取る者はどんな人間か。
それは結果を予測できず感情的に無鉄砲な行動を取る愚か者か、それとも相手を欺く秘策でもあるのか、もしくは何も考えていないのか。

そこで、俺を止めるためにこの場に現れたというお前の言葉から鑑みてさらに予想するならば、恐らくお前は感情的に行動しこの場に現れたと推測する。
理由は簡単。 お前も村に対してそれほど好意的ではないにしろ、自らが語っていたように俺ほどに虐待を受けたわけではない。
情け深いお前は”罪も無い村人たち”がむざむざと殺されるのを黙ってみている事は出来ないからだ」

 

「とは言えお前も、予言を口実とした村人たちの罪を知っている。
迷いの色は、被害者である俺に剣を向けることへの良心的葛藤というところか」

 

「なるほどな、それがお前の予測するおれの行動心理。
だが、残念ながら間違っている。
俺の顔に迷いが見えるのだとしたら、それは本気で旧友をこの手にかける事を決意したが為の心の痛みの色」

 

「そしてもう一つ。 おれが本気で救いたいのは村人などではない。 お前だ」

 

「それはまた・・・随分と予想外だ」

 

「いいだろう。 どうしても俺を止めるというのならば、その漆黒の剣を抜くがいい。
神の代行人たるこの俺とお前の、その歴然たる力の差を見せてやろう」

 

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2009.10.06 Tue. 06:17 -edit- Trackback 0 / Comment 2

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