OBLIVIONプレイ日記~Darker than Darkness~

OBLIVIONのロールプレイ日記と小ネタがメインです。
BUCK-TICKを愛して止まないので作中にBUCK-TICK語録が多数出てきますが、BUCK-TICKとは何の関係もありません。

ここに該当する記事はありません。

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Mr. Darkness & Mrs. Moonlight 第10話 ~一期一会~  

「すまない・・・」

 

 

「インプ如きに遅れを取るとは・・・情け無い事この上無いな」

 

「忠告しておこう。 その程度の実力での一人旅は避けた方がいい」

「ああ、確かにその通りだ・・・おれとしたことが少々油断したようだ」

 

「街を発つ前に食糧を買いにフードショップに立ち寄ったのがそもそもの過ちであった・・・。危険な雪道であるにも関わらず、店先に陳列されていた大量のタイマンゴーを思い出してしまい、必死で笑いを堪えているところを狙われたのだ」

 

「あのひよこ饅頭のような幾何学形状に淡い黄色・・・まるでそこからピヨピヨと愛らしい鳴き声が聞こえてきそうなほどの壮絶な光景だった。あんな面白い物が自然界に存在するとは、おれもまだまだ学ぶべきことが多いようだ」

「・・・」

 

「おれは先を急ぐ身ゆえ早々に失礼しなければならないが、恩義には恩義で返すのがおれの流儀だ。 何か困ったことがあればいつでも参上仕る」

 

「堅苦しい恩義など無用。 二度と会うことも無い」

 

「旅は一期一会か・・・それもまた良いものだ」

 

DM010_032.jpg

「それでは失礼する。 ご婦人もおれの二の舞を踏まぬよう気をつけてくれ」

「ああ」

 

 

 

 

 

な、何ということだ・・・。
別れの挨拶を済ませ、一期一会などという単語まで持ち出したというのに、これでは台無しではないか・・・!!

今更引き返すのも不自然だし、かといってこのまま無言で後をつけるのも気が引ける。
・・・とにかく気まずい状況だ。

 

打破しなければなるまい。
何とかしてこの状況を好転させなければ、延々とこの空気の中歩き続けることになりかねん。

その為には、会話だ。
自然な会話を持ち掛けやり過ごすのが、この場合最も効率的で有効な手段だと思われる。

 

「ご婦人よ、貴女もこちらの道であったか。
それならば都合が良い。先程の礼というわけではないが、インプにも劣ると思われたままではおれも不本意ゆえ・・・」

 

 

 

 

 

 

「ところで、ご婦人。おれは昨晩帝都で起きた誘拐事件の犯人を追ってここまで来たのだが、おれの予想ではこの雪山に犯人の居城とする建造物があるのではないかと踏んでいる」

 

「・・・」

 

「この辺りにそれらしき建物を見たという覚えがあれば教えていただきたい。どんな小さなことでも構わない、とにかく今は情報が欲しい」

 

「ならば、付いて来い」

「・・・?」

 

「目的は同じだ」

 

-続く-

 

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2009.02.28 Sat. 12:45 -edit- Trackback 0 / Comment 5

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Mr. Darkness & Mrs. Moonlight 第9話 ~雪道の出会い~ 

 

 

 

「確かにその事件は当ギルドで請け負った経歴があります。しかし、調査に向かったギルド員数人を失ったことにより、利益対損失の面から調査は打ち切りになったようです」

 

「ギルド員の亡骸が発見された地点なら正確に記録されておりますが・・・まさか行かれるおつもりで?」

「ああ」

 

「・・・あえて理由は問いませんが、命の保障は致しませんよ。何せその男は不死身だそうですから・・・」

 

「承知している」

 

 

 

 

 

 

「悪いな、シャドウメア。 この先は一人の方が動きやすそうだ。 しばらくここで待っていてもらう」

 

「なるべく早く戻る」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「む?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・一応、助けておくか。

 

 

 

 

 


文章少ない( ̄ー ̄;)

  -続く-

 

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2009.02.25 Wed. 08:31 -edit- Trackback 0 / Comment 8

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Mr. Darkness & Mrs. Moonlight 第8話 ~トリカゴ~ 

 

「食べないのかい?」

用意された食事に一向に手を付けようとしない少女に男が問いかけた。

その声は無感情で、碧色に輝く鋭い瞳は心を持たない無機物のような冷たさを帯びていた。

 

「・・・いらない」

男から目をそらし、俯き加減で少女は呟く。

昨晩から何も口にしていない少女は当然空腹を感じていないわけではないが、自らを誘拐した犯罪者の施しを受けるのはプライドが許さなかった。

「今は状況が掴めず混乱しているのも理解できるが・・・少しくらいは何か食べた方がいい。後でビーフストロガノフを用意しよう、君の大好物だったね」

少女は理解していた。

少女に投げかけられる、少女に投影された全くの別人に対する男の言葉。

この場に居るにも関わらずその存在を否定し、存在しない者を見ようとする誤解。

少女の居場所はここには無く、あるのは男の幻想。

「・・・それは"ムーンライト"でしょ?」

少女はその幻想を映し出す器に過ぎないことを感じ取り、深い怒りと、そして悲しみが混同した如何ともし難い複雑な気分だった。

 

「君はムーンライトだ」

男は冷たく言い放つ。

 

「・・・」

少女はその言葉に怒りを露に顔をしかめると、音を立てて立ち上がり無言でその場を去ろうとした。

 

「何処へ行く」

 

「・・・トイレ。 まさか付いていくなんてデリカシーのないこと言う気じゃないわよね」

当然それは嘘である。

男の一言一言がまるで少女の存在を消し去っていくようで居ても立ってもいられず、とにかくすぐにでもこの場を離れたかった。

 

「そんなつもりはないさ、ただ・・・」

 

「・・・何よ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「雪山みたいだったから、きっとブルーマの近くよね。 か弱い乙女が一人で雪山を降りるなんて自分でも考えられないけど・・・あんな奴と一緒にいるよりはマシだわ! ここから抜け出さなきゃ!」

 

 

 

 

 

 

「あ、開かない・・・?! あのハゲ野郎、カギ掛けやがった!!」

 

「他の出口は・・・!!」

 

 

 

 

 

 

「外へ繋がる出入り口は全て閉ざしてある。君はここから出ることは出来ないよ」

 

「ふざけないでよ! 早くここから出して! あたしは街に帰りたいの!」

 

「外は危険だ。 凶暴な野生動物や怪物どもが数多くうろついている。 身を守るすべを持たない君は格好の餌食となってしまう」

 

「それなら、アンタが街まで送り届けてよ! あたしは・・・こんなところで一生過ごすなんて絶対に嫌・・・!! あたしのこと好きなんでしょ? だったらあたしを街に帰して!!」

 

「君は何も分かっていないんだ。 僕が君から最も遠ざけたかったもの・・・それは他でもない」

 

「人間だ」

 

「彼らは醜悪で欲深い・・・。 タバコに酒、ギャンブルに麻薬にセックス、あらゆる危険な誘惑が君を待ち受けているだろう。 特に君はまだ若い、興味本位や見栄で手を出してしまうかもしれない。 そんな危険な世界に君を放っておけるわけが無いだろう?」

 

「あんたにとやかく言われる筋合いはないわ! ここには・・・何も無いじゃない。 街を歩いたり、友達と話したり、雑貨屋を覗いたり・・・ここにいたらそんな何気ない日常すら送れないわ! それなら、ここがどんなに安全な場所であろうと、あたしにとってはシュウアクな外の世界の方がよっぽど魅力的よ!!」

 

「・・・何も無い? いや、あるさ。 君と僕との永遠の愛がね」

 

「いいえ、そんなものはないわ。 ここにあるのは・・・」

 

「あんたの幻想だけよ・・・!」

 

 

その言葉を少女が放ったとほぼ同時に、乾いた音がエントランスに響き渡った。

少女は床に倒れこみ、右手で自らの右頬を押さえながら、驚いたように男を見上げる。

男は振り下ろした平手の形そのままに、無表情、いや、激昂の様を露に鋭い眼つきで少女を見つめていた。

 

 

 

「い、痛い・・・! 何するの・・・?!」

「あまり僕を怒らせないでくれよ、ムーンライト・・・。 僕がどれだけ君を心配しているのか、君は分かっていないんだ」

 

「僕がどれだけ君を愛しているのか・・・君は知らない」

 

「・・・」

 

 

 

 

 

-誰か助けて・・・!!-

 

-続く-

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2009.02.14 Sat. 14:07 -edit- Trackback 0 / Comment 20

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