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「・・・お客様です」


「これはこれは、珍しい。キミが自らここに訪れるとはね」

「何か物件でもお探しかな?ククク・・・」
相変わらずの卑下た笑い、反吐が出る。
だが、面倒な手間を省くためだ。

「・・・」
お前の博識を利用させてもらう。


あったぜ・・・
ガキの頃親父に、男なら武芸も出来なければいかんと言われ渡された一振りの剣・・・
誘拐犯がどんな奴か知らねえが、ガードの真ん前で人攫いするようなやつだ。
もしもの時のためにこのくらいの準備は必要だよな。

俺は昔から戦いが苦手で、血を見るのも大嫌いだった。
少しでも世界が平和になればとお笑いの道を目指し始めたが、親父には猛反対されたな。
こんな剣も俺には必要ないし即行で武器屋へ売っちまうつもりだったが、そのまま忘れちまって物置に入れっぱなしにしてたのを思い出した。
だがまさか実際に使う日が来るとは夢にも思わなかった。
"武器一つ扱えないようじゃ、今の世界では愛する女一人守れない"。
今になって親父の言葉が重く圧し掛かるぜ・・・
こんなことなら剣術の修行でもしておけば良かった。
俺のくだらねェギャグなんかじゃ、何一つ守れないじゃねえか・・・!

俺に剣の腕なんかこれっぽっちもねぇが、いざとなったら刺し違えてでもキミを救い出してやる、ツインテールちゃん!!

「そんな物騒な物を下げて何処へ行くつもりだ、ミスター・オモロよ」

「ク、クチナシ・・・悪いが説明してる暇はないんだ」
「分かっている。 あの少女の元へ向かうのだろう」

「知ってたか・・・結構な騒ぎになってるもんな。 そうだ、俺はツインテールちゃんを助けに行く! ガードは当てになんねーし俺が行くしかないんだ・・・!!」
「場所は分かっているのか?」
「い、いや、はっきりとした場所は分かんねーが、ブルーマ地方の何処かだって事は分かってる。 手当たり次第探すつもりだ、とにかく急がねぇと」

「お前は我が好敵手であり、そして俺の数少ない友だと思っている。 だからこそはっきり言わせてもらう・・・」

「似合わん事は止めておけ。剣術の覚えの無いお前が行ったところで彼女は救えない。 むしろ彼女の目の前で醜態を晒す事になるだろう」

「何だと・・・?! クチナシ、てめぇ・・・!!」
「嫌味で言っているのではない。 あくまで彼女を救い出す最善の方法として合理的に考えた場合、お前が単身乗り込むのは効率的ではないと言っている。 それに・・・」

「お前が今から相手にしようとしている男は、ただの人間ではないのかもしれないのだからな」
−続く−
ちょっと短いですが更新が遅れているので…m(_ _;)m
次は月曜くらいにUPできるといいなぁ
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OBLIVION プレイ日記 番外編 ちょっと息抜き | 2008/10/02(木) 13:06 | コメント:(7)


